はい、あなたの認識はおおむね合っています。
エンタルピー変化(ΔH)の符号について
ΔH > 0 (正):系が外界から熱を吸収する(吸熱反応)。
外界は系に熱を奪われるため、熱量はマイナスになります。
ΔH < 0 (負):系が外界に熱を放出する(発熱反応)。
外界は系から熱を受け取るため、熱量はプラスになります。
あなたの理解について
「熱量が系に入るため正(ΔH > 0)になり、外界は系に熱が入ってなくなるためΔH=-Qになる」
この部分は概ね正しいです。ただし、「なくなる」という表現は少し誤解を招く可能性があります。「外界は系に熱を奪われる」という方がより適切です。
「系から熱量が出る時は、外界はその熱を受け取るから符号変わるってことでしょうか」
はい、その通りです。系が熱を放出する時(ΔH < 0)、外界はその熱を受け取るので符号は逆になります。
補足
エンタルピーは、一定圧力下での系の熱力学的状態を表す量です。
エンタルピー変化(ΔH)は、反応や変化に伴う熱の出入りを表します。
ΔH の符号は、系を基準としています。
まとめ
あなたの理解はおおむね正しく、エンタルピー変化の符号と熱の出入りの関係をよく理解できていると思います。