古文
高校生
解決済み

答えは4なんですが、この問題の解き方が分からないので教えて欲しいです

三傍線部イ「おはする」の文法的な説明として最も適当なものを、次の1~4のうちから一つ選び、その番号をマークしなさい。 です。 サ行四段活用動詞の連体形で、筆者から「父にておはせし人」への敬意を表す「あり」の尊敬語。 の尊敬語 2 サ行変格活用動詞の已然形で、筆者から「父にておはせし人」への敬意を表す「行く」「来」 3 サ行四段活用動詞の已然形で、「父にておはせし人」から「関といひし人」への敬意を表す「行く」「来」の尊敬語。 4 サ行変格活用動詞の連体形で、「父にておはせし人」から「関といひし人」への敬意を表す「あり」の尊敬語。 。
したが あるい そのありて、凡の事ども事すくなきにはしかず。事多ければ、或はなし、或はやむ事ありて、おのづ からつねなりがたし。されば、我わかかりしより、つねになし行ふ事ども事多からずして、そのなし行ぶ事ども、ちからの及ばむ限りは、みづから事を あた なほ わが とりて、めしつかふもの共に、うち任せし事もあらず。 つねの調度をも、置くべき所をさだめて、かしこここにうつし置く事あらねば、夜ふけ灯消し時 といへども、たづねもとむる事なくしてこれを得つ。たとへば、目の見、耳の聞き、手の取り、足の行く事の、我おもふ所に応じぬるがごとくなるは、 その事と物と、ことごとく皆我と共につねに習ひ熟しぬるが故なるべし。又老たる人には、ふるき事どもたづねとふに、其益ある事もある也。 をさなき 時に習ひし事の、年たけぬれど、忘れがたき事のごとくに、わかかりし時の事は、年老ぬれど、猶心にとまりぬる事もあれば、それらの事は、とふ人あ らむ時に、こたへもせんはあしからじ。世の中の新らしく、めづらしき事共は、耳にはききぬとも、口よりは出すべからず。すべて、はじめて開し人の 名などはわするる事もあり。 其事ありし地の名、又は月日などは、すこしく程をへだてぬれば、わするる事もある事なれど、わかき人のわすれしは、た だ其時にあたりてわすられし、とのみきく人もおもふ也。年老ぬるがさだかならぬ事どもいふをば、しにけりとこそおもふものなれ。人の年老ぬるに 随ひて、よろづの事につきて、 わかくさかりなりし時よりは、そのつつしみなほ重かるべき事也。 此人は、天性正直なるところのありて、才略もよのつ (注8) ねならぬ所おはしけれど、 わかかりし時より、物いひも、なし行ふ事も、我おもふ所にのみまかせて、つつしめる所すくなかりしが、はたして今はかく 「おはする也」と仰られき。 (注7)

回答

✨ ベストアンサー ✨

まずは下線部イが示す「おはする」は登場人物のセリフ中にあるので、これは
[筆者から登場人物への敬意]ではなく、
[登場人物から登場人物への敬意]となります。
(補足:セリフや和歌、登場人物が考えていること以外を書いている部分のことを地の文と言います。ここで使われる敬語は、筆者から登場人物への敬意となります)
⇒この時点で選択肢は3、4に絞られます。

また、「おはす」はサ行変格活用の動詞ですので、必然的に答えは4となります。

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