Question

けんた

(iii)の操作でZn2+はなぜ対応しないのでしょうか？

20 陽イオンの系統分析
(神奈川)
無 P.94
4種類の金属イオンを含む水溶液Aに,以下の(i)~ (vii) の操作を順番に行って,各
種金属イオンを分離した。 なお、水溶液 AにはMn²+が含まれていることがわかってい
○Mn2+ 以外の3種類の金属イオンは, Na+, A3+, Ca2+, Fe2+, Cu2+, Zn²+,
Ag+, Ba2+, Pb2+の9種類のうちのいずれかである。
(i) 水溶液Aに塩酸を加えたが,沈殿は生じなかった。
(i) 塩酸酸性の水溶液Aに硫化水素を吹き込むと, 黒色の沈殿Bが生じた。 沈殿Bと
そのろ液Cを分離した。
液Cを煮沸した後,硝酸を加えて再び加熱した。その溶液に,塩化アンモニウ
ムとアンモニア水を加えて塩基性にすると,白色の沈殿Dが生じた。沈殿Dとろ液E
を分離した。
(iv) 塩基性のろ液Eに硫化水素を吹き込むと,淡桃色の沈殿Fが生じた。淡桃色の沈
殿Fとろ液 Gを分離した。
(v)ろ液Gを煮沸して水溶液Hを得た。
(vi) 水溶液Hに炭酸アンモニウム水溶液を加えると, 白色の沈殿Iが生じた。 沈殿I
とろ液Jを分離した。
(vi)沈殿Iに塩酸を加えて溶かし,水溶液Kを調製した。水溶液Kは炎色反応を示し,
炎は黄緑色であった。反射するや
(ろ液は炎色反応を示さなかった。
以上の操作により水溶液AにはMn2+の他に、3種類の金属イオンアイ
ウが含まれていることがわかった。に適当なものを次の①~⑨から選べ。ただ
し、解答の順番は問わない。
① Na+ ② A3+
⑧ Ba2+
⑤ Cu2+
④ Fe2+
③ Ca2+
⑥ Zn2+
⑦ Ag+
⑨ Pb2+

173 ア②
イ: ⑤ ウ: ⑧ (ア~ウは順不同)
(解説)
解答群に与えられた金属イオンを次のように6つのグループに整理する。 無P.94
グループ 操作
起こる現象
(1)
(i) CIと沈殿
(2)
(ii)
S2 (酸性下)と沈殿
(3)
(1)
OH (アンモニア塩基性)と沈殿 A1+,Fe3+ MnS は淡桃色
対応する金属イオン
Ag+, Pb2+
-CuSは黒色
Cu2+
-AI (OH)3は白色
(4)
(iv)
S2- (塩基性下) と沈殿
(5)
(vi)
CO2と沈殿
(6)
(vii)
上記の操作で沈殿しない
Mn2+, Zn2+
Ca2+, Ba2+← 炎色反応は黄緑色
Na+
沈殿や炎色反応の色の情報から,沈殿B=CuS, 沈殿D = AI (OH)3, 沈殿F=MnS,
沈殿I=BaCO とわかる。

Answer 1

✨ ベストアンサー ✨

🍇こつぶ🐡

Zn2+はアンモニア水で、Zn[(NH3)4]2+になり、溶けるから🙇

けんた

zn2+にアンモニア水にをいれると水酸化物の沈澱が生成すると思うのですが、それは違うのですか？

🍇こつぶ🐡

その後、錯イオンになり溶けます🙇

🍇こつぶ🐡

アンモニア水で白色のDが沈殿とあるから、Al(OH)3となるのですが、Zn(OH)2も白色だから、沈殿Dが決まらないですね。

この問題では、アンモニア水は過剰と書いていないので、Zn2+は入っていないと考えているみたいですね。だから、Zn2+は考えない🙇

🍇こつぶ🐡

仮に、DがZn(OH)2だとすると、次に塩基性で硫化水素を入れて桃色沈殿よりMn2+の存在が分かりますが、白色沈殿ができていないから、ZnSの存在が否定され(ただ書いていないだけかも知れないが)、今までの流れ的に、DはAl(OH)3となり、Zn2+は存在しないとなります🙇

けんた

わかりました！丁寧にありがとうございます