回答

✨ ベストアンサー ✨

大前提として、我々の生活する範囲(詳しくは、対流圏内)では高度が上昇するに従って気温が下がっていきます。これは、地面が太陽光を吸収しそれを放射することによって、大気を地表面に近ければ近いだけ温めていくからです。
ここで、放射冷却の強い日(逆転層が発達する日)には、地表面が簡単に冷やされてしまう(正確には、地表面からの放射の影響によりエネルギーが少なくなっていく)ので、地表面の温度がグッと下がります。大気よりも低い温度になると、今度は地表面の冷たい温度が大気に伝わっていき、大気が冷やされていきます。そうすると、地表面に近づけば近づくだけ(≒高度が下がると)温度が下がっていくのです。

イメージをしやすくするために、物を使って例えます。
⚫︎日中
机の上にホットプレートを置いた状態です。ホットプレートに近づけば近づくだけ温度が高くなっていきます。これは、ホットプレートが熱を放出しているからです。
⚫︎逆転層
机の上に氷を置いた状態です。氷に近づけば近づくだけ温度が低くなっていきます。これは、氷が冷気を放出しているからです。(正確には、周りの空気の熱を吸収しているからです)

にゃー

ちなみに、これは接地逆転層の形成過程です。

りりり

細かく分かりやすい説明ありがとうございます!
理解できました!!

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