①なん
②撥
③断定
④形容動
解説
①②推定の「なり・めり」の直前の音は音便化するものがあります。「あん・かん・ざん・たん・なん」の五つで、音便化前は「ある・かる・ざる・たる・なる」です。更に撥音便の「ん」は省略されやすい特徴があるので、最終的に「あ・か・ざ・た・な+なり・めり」の形で出現します。
③「な」の音便変化前は「なる」。直前は「夜」という体言(名詞)、つまり体言接続の「なり」なので、断定の助動詞「なり」となります。
④「形容詞の語幹+げなり」により、ナリ活用形容動詞になります。また古文中に出てくる「〜げなり・〜らなり・〜かなり」は全てナリ活用形容動詞です。