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受身尊敬自発可能の助動詞「る」「らる」の使い分けについてですが、
「る」は、未然形の語尾がa段の動詞に接続します。例えば、四段やナ変、ラ変などがあげられます。
「らる」は、未然形の語尾がa段以外の動詞に接続します。例えば、上一段や下二段、サ変などです。
①の上に、ラ行四段活用の動詞「かしこまる」の未然形、「かしこまら」があります。未然形がa段の音で終わっているので、受尊自可の助動詞は「らる」ではなく「る」が入ります。下に「、」があるので、これを連用形にして、「れ」となります。
②の上に、カ行四段動詞の動詞「かしづく」の未然形、「かしづか」があります。未然形がa段の音で終わっているので、受尊自可の助動詞は「らる」ではなく「る」が入ります。「給ふ」という用言が下にあるので、これを連用形にして、「れ」となります。
③の上に、ダ行下二段活用の複合動詞「思ひ出づ」の未然形、「思ひ出で」があります。未然形がa段以外の音で終わっているので、「る」ではなく「らる」が入ります。下に「て」があるので、これを連用形にして、「られ」となります。
④の上に、タ行下二段活用の動詞「立つ」の未然形、「立て」があります。未然形がa段以外の音で終わっているので、「る」ではなく「らる」が入ります。下に過去の助動詞「き」の已然形、「しか」があります。過去の助動詞「き」は連用形接続の助動詞なので、上にくるものは連用形でなければなりません。なので、「らる」を連用形にして、「られ」となります。
理解できました!丁寧に教えてくださって
ありがとうございます✨
④の「立つ」ですが、自動詞の場合はタ行四段活用になります。他動詞の場合はタ行下二段活用になります。今回の「立つ」は他動詞の方です。
補足ですが、
「る」「らる」は未然形接続です。
「る」の活用は、
れ・れ・る・るる・るれ・れよ
「らる」の活用は、
られ・られ・らる・らるる・らるれ・られよ