✨ ベストアンサー ✨
古文において「~てしまった」と訳すことが出来るのは、完了の助動詞「つ」「ぬ」「たり」「り」の4つです。
完了の助動詞「つ」「ぬ」「たり」は、連用形接続です。これらの助動詞の上には活用語の連用形が来ます。
「つ」は、て・て・つ・つる・つれ・てよ(下二段型)
「ぬ」は、な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね(ナ変型)
「たり」は、たら・たり・たり・たる・たれ・たれ(ラ変型)と活用します。
「つ」では、人為的・意志的な動作を表す動詞につく場合が多く、「ぬ」では自然的・無意志的な作用を表す動詞につく場合が多いです。
また、下に過去の助動詞を伴って用いられることも多いです。
「て」+「き」、「に」+「き」、「て」+「けり」、「に」+「けり」のように、「完了」+「過去」で使われます。
例 : ほとびにけり(ふやけてしまった)
「たり」は、余談ですが「て」+「あり」だったものが変化したものになります。
例 : 五年を経たり(五年が経ってしまった)
完了の助動詞「り」は、四段動詞の已然形と、サ変動詞の未然形に接続します。(少数派ですが、四段の命令、サ変の命令という説もあります)
サ未四已リ完ちゃん(さみしいりかちゃん)で覚えると覚えやすいです。
間違ってたらすみません。
とても分かりやすくありがとうございます!