チャートは、章末なら若干捻った問題もありますが、白チャートの例題と同じページにある練習問題で詰まるなら、基礎が分かっていない可能性が高いかと思います。基本的にその辺に「捻った」問題は出ないので、それが捻って見えてしまうことに問題があります。
教科書に出てくる基本事項の流れを掴むことから始めた方が良いと思います。
二次関数なら、グラフの外形が分かれば、区間の区切り方に応じて、頂点か量端が最大最小になることも分かりますよね?頂点の変数を求めるのか、区間の座標が変数なのかは、枝葉的な違いに過ぎません。絶対値がついても一緒です。そういう、一連の流れとして理解すべきところを、バラバラに覚えようとしてしまっていると推察します。
ただ、分野を通じてよくある攻略法はあります。証明で定義に立ち返るとか、対称な形を利用するとか、そういう問題同士の共通項に注目して、暗記じゃないけど経験値として事前に知らないと厳しい要素はありますね。
分かったつもりになってる可能性もあるので、解説を読んだら一度自分の手で再現してみるのをお勧めします。
ちなみに、そこに挙がってるのは「問題集」ですが、どんな問題集も基本的に、最初にインプットする為というよりはアウトプット、つまり演習を志向して作られています。
最初の流れを掴む為なら、解説動画や講義系の参考書の方が良いかもしれません。『これで分かる数学』、『長岡の数学教科書』などは分かりやすいですが、まあ飽くまで参考までに。