同じような解説になってしまいますが、少し補足を入れました。
z⁵-1=0の5つの解は、1、α、α²、α³、α⁴であることがわかったので、
z⁵-1=(z-1)(z-α)(z-α²)(z-α³)(z-α⁴)と因数分解できる。…①
また、z⁵-1=(z-1)(z⁴+z³+z²+z+1)に因数分解できる。…②
①と②は両方とも、z⁵-1なので、
(z-1)(z-α)(z-α²)(z-α³)(z-α⁴)=(z-1)(z⁴+z³+z²+z+1)
↓共通因子(z-1)を消す
(z-α)(z-α²)(z-α³)(z-α⁴)=(z⁴+z³+z²+z+1)
↓z=1を代入してみると、
(1-α)(1-α²)(1-α³)(1-α⁴)=(1⁴+1³+1²+1+1)
(1-α)(1-α²)(1-α³)(1-α⁴)=5
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展開しながら、α⁵=1、1+α+α²+α³+α⁴=0を使うと
求めることができます。
(1-α)(1-α⁴)×(1-α²)(1-α³)
=(1-α-α⁴+α⁵)×(1-α²-α³+α⁵)
↓αはx⁵=1の解なので、α⁵=1
=(2-α-α⁴)×(2-α²-α³)
=4-2(α+α²+α³+α⁴)+(α+α⁴)(α²+α³)
↓α+α²+α³+α⁴=-1
=4+2+(α³+α⁴+α⁶+α⁷)
↓α⁵=1
=4+2+(α³+α⁴+α+α²)
↓α+α²+α³+α⁴=-1
=4+2-1
=5