化学
高校生
解決済み

0℃の氷 27.0gを加熱して、すべて100℃の水蒸気とするには、何kJの熱量が必要か。 ただし、氷の融解熱 6.0 kJ/mol、水の蒸発熱 41 kJ/mol、水1gの温度を1K上げるのに必要な熱量を 4.2J/(g・K)とする

という問題なんですけどどうとくんですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

氷が水蒸気になるまで、融解、蒸発、温度上昇といういくつかのステップを踏んで、状態変化します。
このとき、いくらの熱量が使われたのかというのは、各プロセスでの熱量を計算して、足し合わせることで求められます。

氷が水蒸気に変化する時の各プロセス
①融解
②水0℃→100℃の温度上昇
③蒸発

順番に、熱量を求めていきます。
まず、水の物質量を出しておいた方がいいので、先に計算しておきます。
H₂O=18とすると、27.0÷18=1.5mol

①融解時の熱量は、融解熱から求められます。
単位はkJ/molですから、単に物質の量に応じて熱量が変わります。
6.0kJ/mol × 1.5mol = 9.0 kJ

②0℃→100℃の温度上昇に使われた熱量は、比熱を使って計算できます。単位はJ/g・Kなので、1g, 1Kの水を上昇させるのに必要な熱量を表しています。
4.2 J/g・K × 27.0 g × (100-0)K = 11340J = 11.34kJ
※水の量は物質量ではなく、質量であることに注意してください。また、①, ③の熱量と単位を合わせるため、kJに変換しています。

③蒸発熱も融解熱と同じ計算方法です。
41 kJ/mol × 1.5 mol =61.5 kJ

最後に、これらを足し合わせると、トータルの熱量が出せるので、
①+②+③=9.0+11.34+61.5=82kJ

ということで、答えは82kJです。

画像: https://rikeilabo.com/state-diagram

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