①のように、xは0〜20の範囲でなくてはなりません
途中出てきたx=10±2√15は答の候補にすぎません
最後に、本当に①の条件をクリアしているか確認します
これが解の吟味です
クリアしている解は本当の答とし、
クリアしていない解は答から除外します
今回は2つとも①をクリアしているので、
2つとも答となります
それとも0〜20に入っているかの具体的な方法でしょうか
√15がおよそいくつかはふつう覚えていないので、
以下のような方法を取ります
まず、√の前に数がかけられているときは、中に入れます
10±2√15 = 10±√60
この√60の中身60を
平方数1,4,9,16,25,36,49,64,81,…で挟みます
49<60<64
√49<√60<√64
7<√60<8
7<2√15<8……①
①から10±2√15をつくります
①の各辺に10を足せば17<10+2√15<18
つまり10+2√15は17と18の間
①の各辺に-1をかけて
-7>-2√15>-8【マイナスをかけたので不等号の向きが反転】
-8<-2√15<-7【小さい方から書き直した】
ここの各辺に10を足して
2<10-2√15<3
つまり10-2√15は2と3の間
10±2√15の2つはいずれも0〜20に入っている
ということです