回答

✨ ベストアンサー ✨

ひきわり様
(ⅰ)は正解です。また、(ⅰ)と(ⅱ)が一致しないのは、(ⅱ)の方が間違っているからです。
正しくは
(ⅱ) (与式)=lim(x→∞)x/(1/log{1+(3/x)})
ですが、これにロピタルを用いても、かえって複雑になります。
ロピタル以外の方法ですが、
【方法1】3/x=tとおくとx→∞⇔t→+0f(x)=log(1+x)とおくと
  lim(x→∞)xlog{1+(3/x)}

Take

新年早々失礼しました!うっかりEnterを押してしまいました。改めて
【方法1:微分の定義を用いる】
 3/x=t とおくと x→∞ ⇔ t→+0
 ∴lim(x→∞)xlog{1+(3/x)}
  =lim(t→+0)(3/t)log(1+t) …①
 ここで、f(x)=log(1+x)とおくと
 ①=lim(t→+0)3*{f(t)-f(0)}/(t-0)
=3*f'(0)
=3*1 ←f'(x)=1/(1+x) より f'(0)=1
=3 ■
【方法2:マクローリン展開を利用する】
 xlog{1+(3/x)}=x{(3/x)-(1/2)(3/x)²+(1/3)(3/x)³-…} ← x→∞ のとき、(3/x)→+0 より
         =3-(1/2)(9/x)+(1/3)(27/x²)-…
→3 (x→∞) ■
【方法3:lim(x→∞){1+(1/x)}^x=e を使う】
 xlog{1+(3/x)}=log{1+(3/x)}^x
=log{(1+{1/(x/3)})^(x/3)}^3
→log(e^3)=3 (x→∞) ■
また、後半の極限は
 xlog{1+(3/x²)}=x{(3/x²)-(1/2)(3/x²)²+(1/3)(3/x²)³-…}
         =(3/x)-(1/2)(9/x³)+(1/3)(27/x⁵)-…
→0 (x→∞) ■
です。

ひきわり

2つの方法を示していただきありがとうございます!

以前ご回答していただいた際に、ロピタルの定理はあまり用いないほうがよいとおっしゃっていましたが、今回も避けたほうが良いのでしょうか?

Take

ひきわり様
新年おめでとうございます。
今回の2題についてはロピタルの定理を使って良いと思います。
使ってダメなのは、たとえば、
【例1】lim(x→0) (sinx)/x=1
を示すのに、ロピタルの定理を使うとおそらく零点です。
(発問者はロピタルの定理を期待していないから)
または、
【例2】lim(x→∞) x/√(x²+1)=1
は、ロピタル封じの問題で、ロピタルの定理からは証明できません。

「ロピタルの定理で求められるなら、ほかの方法はないか?」を
考えて、極力ロピタルは避ける、で良いと思います。
参考までにロピタルのフルネームは
「ジローム・フランソワ・アントワーヌ・マルキ・ド・ロピタル」
です。まずは名前を憶えてから使おう、といった感じでしょうか。

ひきわり

新年早々からありがとうございました!

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