進路えらび
高校生

現在一浪、偏差値50ほどの理系科目が苦手な大学受験生です。
大学の学部について相談なのですが、僕は大学受験で理系科目(数物英)を勉強しています。
①まず数学についてです。周りの人は頭を悩まさないことでも僕はすぐにつっかかってしまいます。例えば、微積や公式の導出を忘れてはもう一度理解できるように気が済むまで確認してしまいますし、学校では覚えるだけでいいと言われた公式に関しても導出や証明を理解しようとしまいます。他にも問題集では「対称性より」と書かれているところもその対称性という視覚的に明らかな自明なことについても割り切れず、式的に正しいということを自分が納得するまで調べたり手を動かすなどして追い求めてしまいます。
②物理についてです。物理も同様にばねが両端に同じ力がかかるのは明らかであるのにわざわざ力の作図をして作用反作用から〜というようにわざわざわかっていることについても最初から力の作図をしてから自分が納得するまで、気が済みません。また定量的理解か定性的の片方ができても、どちらの方でも理解できるまで頭を悩ましてしまいます。また力学などでは実際に身の回りのものなどを問題と同じように動かしたりなどして確かめることがあるのですが、それも納得するまで続けてしまいます。
③英語についてです。文法問題を解いている時など、正しいものがわかっても他の選択肢がなぜダメなのかもしっかり理解するまで調べてしまいます。長文を読む際にも習ったどおりに訳せないと腑に落ちないこととかもよくあります
つまり、僕は割り切るのが苦手なのと、わざわざ回りくどいやり方をしてしまいます。また理解力がないのもあって人一倍理解することに労力を費やしてしまいます。そのせいで他のやるべき受験勉強の方がおろそかになってしまう時があります。僕はこれをある種の病だと思ってます
そこで質問なのですが、数学科(理学部)に行こうと思っているのですが、数学科(理学部)に行ったら今みたいに余計に苦しみますか?かといって工学部の方は公式などの導出や証明を教えてくれる先生とそうでない先生がいることから、工学部の方に行ったら今と同じ状況が続くだけなのかなとも思っています。
長くなりましたが、何かアドバイスやその他、思ったことがあればご意見お願いします。

回答

僕も似た性格で、割り切るのが苦手で、同じ悩みを抱えていました。
僕が今在籍しているのは工学部です。理学部の先生から数学を教わったこともあります。その経験をもとに話しますが、個人の見解でしかないし、他学部の人からしたら間違えていることもあるかもしれないです。

まずは、大学の数学について簡単に書いておきます。
数学系、物理系、電気・通信系、情報系、生命系、化学系、いずれの学部にしろ、理系ならたいてい学部1年生で線形代数と微積分を習うと思います。(僕はここで、理学部の先生に教わりました。)場合によっては確率統計も習うかもしれません。
そのあと化学系や生物系の人は数学とはおさらばし、数学科は専門的な数学を、物理を使う人たちはいわゆる物理数学といわれる内容(複素解析、ベクトル解析)にすすむと思います。

一回入らないので送ります。

ブドウくん

僕が思うに、工学部の数学は、物理の各分野で何か理論を作るときに必要になる「道具」でしかありません。先生たちもそういう認識の方が多いと思います。だから、厳密性は求められません。例えば、微分方程式は一次と二次の基本的なものが解ければそれでいいです。でも、数学科の人は微分方程式の解がどんな時に存在するのかとか、3次以上の一般の微分方程式の解とかに興味があると思います。

大学に入ってすぐ、理学部の先生から線形代数の授業を受け、高校までとは違う感覚がありました。それは「先生の言ってることわからんけどなんか問題は解ける」というやつでした。特に、証明が意味不明で、正直「このオッサンはこんな当たり前のことを証明するために何分グダグダ喋ってんだろ」と思っていました。僕は高校のときから常々、公式の導出などの細かいことまで理解すべきという主義でしたが、半期もそういう授業を受けたら、「え、解けたら良くね?」と思うようになりました。厳密な証明より感覚で理解したほうがわかりやすいこともあって、抽象度が増すだけだろと思ってしまいます。まあぶっちゃけ、大学生にとって何より大事なのは単位で、とりあえずテスト解けて単位取れたらそれで良いからというのも理由だと思います。
逆に物理の教科書なんかだと、「式(10・5)を解くと、2つの解が出てくるが、物理的な意味を考えると、後者を採用すべきである」みたいな文が出てきたりします。物理屋さんは、とにかく近似して、物事を簡潔化して、人力でも解ける形に持っていく、そしてそれが事実とある程度一致してたら、良い近似だねみたいな感覚を持っていると思います。数学に限って言えば、高校数学に近い、積分などの高校数学をよく使うのは間違いなく、理学部の物理学科と工学部の、いわゆる物理屋さんです。

細かいところまで探求する意欲は、高校の勉強より大学の勉強と相性がいいと思います。大学受験は入試という明確な締切があるからです。でも、大学に入っても、割り切らないと先に行けない場面は出てくると思います。厳密な理論がとても大好きで、そういうことに興味があるなら、理学部の数学科に進んでも良いと思いますが、単に気になる性格というだけで、数学科に入っても面白くないと感じるだけだと思います。それよりは、将来就きたい仕事とかのほうが決め手になると思います。少なくとも僕は今の勉強内容に満足しています。

ブドウくん

https://youtube.com/shorts/tPZnmijjutU?si=5VHaFalJOvgwJ0LE

↑見てみてください。
僕は、この人の動画が好きで、チャンネル登録していますが、数学科は僕に合ってないなと毎回思います。

この回答にコメントする

結論から申し上げますと、今の状態で理学部数学科に進学したら、余計に苦しみます。
なぜなら、理学部にしろ理工学部にしろ、高等数学を土台にしてより難しいことを学んでいるからです。
しかも、高等数学と違って大学数学の問題には詳しい解説なんて載っていません。自分で考える為です。

また、世の中には大学進学しか進路がないわけではありません。
理系文系、理学部と工学部、数学・物理・英語といった学歴や学部や科目にこだわり過ぎていませんか?
大学合格が人生の終着駅ではありませんよ。一度、社会に出てから学び直す(リスキリング)のほうが、
視野が広がって悩みが解消されると私は思います。

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?

この質問を見ている人は
こちらの質問も見ています😉