古文
高校生
ク語法(P.116)の説明を読んだのですがよくわかりません
どうなってるのか教えてください
d
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鶯の花の木にて
鶯の花の木にて鳴くをよめる
みつね
しるしなき音をも鳴くかな鶯の今年のみ散る花ならなくに
吉野川のほとりに山吹の咲けりけるをよめる
ね
くをよめる
本
+4
私(=歌の作者)」であること
「しるしなき音をも鳴くかな。」の「かな」は終助詞なので、この下に句点を打つ。「音を鳴く」の「音」は「鳴く」
の名詞であり、全体で「鳴く」の意。「音」が名詞であるから、初句は「しるしなき」と連体形になっている。 「し
るしなき音」とは「何の効果(甲斐)もない声」である。泣いても花が散らずにいるわけではないから言ったので
ある。詞書を見ると「鶯の ・・鳴くを」 とあるから、第三句「鶯の」は「鳴く」にかけなければならず、四・五句
にはそれがないので、第二句「鳴くかな」 へかけていくことになる。すると、第一・二句と第三句は倒置というこ
とになる。その解釈は、通解にも示したように、「・・・・ 鳴くことだなあ、鶯が。」としておくとよい。「今年のみ
る花ならなくに。」は、「花ならなくに、」とも考えられる。 「に」を終助詞ととれば、その下は句点だが、接続助詞
ととれば読点になるのである。 「なくに」の「なく」は打消「ず」のク語法である(→)。
散
251 第八講 和歌の解釈について
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