化学
高校生

260と263の解説についてで263で「Cはエステルの加水分解生成物で、水層に分離されたことから、カルボン酸である。」とあり、260では「芳香族カルボン酸Bはエーテル層に移る」とあるのですが、260と263のどちらのカルボン酸もベンゼン環を含んでいるので同じような条件に思えるのですが芳香族カルボン酸が水層に分離する時とエーテル層に移ることがあるのはどうしてでしょうか?

(出典: 化学の新演習 260 263)

152 第5編 有機 263 〈構造式の推定> ★★ ミツバチの巣の構成成分の一つとして知られている化合物Aは,炭素, 水素,酸素 から成り、元素分析値は重量百分率で炭素 81.0%, 水素 6.3%, 分子量は252である。 化合物Aを水酸化カリウム水溶液で加水分解し,反応混合物にジエチルエーテルを 加えて分離操作を行い, エーテル層からは化合物Bが得られた。 一方,水層に希塩酸 を加えると, 化合物Cが析出した。 分子式 CHOで表される芳香族化合物B を K2CrOの硫酸酸性溶液で酸化すると, 化合物Dが得られた。 化合物BとDは, ともにヨードホルム反応を示した。 芳香族化合物Cのクロロホルム溶液に臭素溶液を加えると臭素の色が消えた。また。 化合物Cには幾何異性体が存在することがわかっている。 (1) 化合物Aの分子式を示せ。(原子量: H=1.0, C = 12,0=16) (2) 化合物 A,B,Cの構造式をそれぞれ示せ。 (3) 化合物Aには最大何種類の立体異性体が考えられるか。 2 (筑波大改) 264 〈CgH&Oの異性体> (イ) 分子式 CsHsOで示される芳香族化合物 A, B, C およびDがある。 AとBにアンモニ ア性硝酸銀水溶液を加えて熱すると銀が析出した。 AとBを過マンガン酸カリウムの 水溶液と加熱してから酸性にすると, それぞれからEとFが得られた。 F を加熱した ところ, (4) 合成樹脂の原料でもある昇華性の化合物Gが生成した。 Gは水酸化ナトリ ウム水溶液に徐々に溶け、塩酸で酸性にするとFが得られた。 Cを水酸化ナトリウム 水溶液中でヨウ素とともに加熱した後、反応液をジエチルエーテルとよく振ってから, (ロ) エーテル層とアルカリ水溶液の層に分離させた。 アルカリ水溶液の層を酸性にする とEが得られた。Dはベンゼンのパラ二置換体で,水酸化ナトリウム水溶液に溶解し, この溶液に二酸化炭素を通じると再びDが析出した。 D についてその側鎖をオゾン分 解するとHが生成し,Hはアンモニア性硝酸銀溶液を還元した。 耳の異性体にあたる 化合物を穏やかに酸化して得られたⅠは,ナトリウムフェノキシドを二酸化炭素加圧 下で加熱してできる化合物に希硫酸を作用させてつくられる化合物と同一であった。 (1) A~Iに最も適した構造式を示せ。 (2) 下線部(イ)のGとグリセリンから合成される高分子化合物の名称を記せ。 (3) 下線部(ロ)のエーテル層に移動した化合物の構造式を示せ。 (4) Dをニッケル触媒を用いて高温・高圧の水素で還元し、続いて分子内脱水反応と 硫酸酸性の過マンガン酸カリウムによる炭素間二重結合 た。 どのような化合物が得られ 7 it
23gであった。 (1) 下線部①で,乾燥した試験管を使用する理由を書け。 析出させた。こうして得られた ⑤ 結晶は一定の融点 (115℃) を示し、乾燥させると 溶解させた。 次いで, これを熱いうちに吸引ろ過し, ろ液を冷水で冷やして結晶を 固形物を (2) (3) 下線部 ③ で, 活性炭粉末を加える理由を書け。 下線部 ② で, 反応液を冷水中に流し込みよくかき混ぜる理由を説明せよ。 下線部④の操作で, 不用な器具は次のうちどれか。 記号で選べ。 (ア) ブフナーろうと (イ) 分液ろうと (ウ) 吸引びん (5) この実験で得られた下線部 ⑤ の結晶2.3gは, アニリンを基準として反応式から (エ) 水流ポンプ C=12, N = 14,0=16とする。 理論的に得られると期待される量の何%にあたるか。 ただし, 原子量は, H=1.0, (関西大改) 260 〈芳香族アミドの構造決定>★★ 次の文を読み、下の各問いに答えよ。 結晶性化合物Aは,炭素、水素、窒素,酸素を含み, 分子量は300以下で,そ の元素組成は,Cが79.98%, Hが 6.69%, Nが6.22%であった。「 (イ) 化合物Aを6 mol/L塩酸中で数時間加熱還流してから,反応溶液を分液ろうと に移し、エーテルを加えてよく振り混ぜた後, エーテル層 (a) と水層(b) を分離した。 (カ) エーテル層(a)からエーテルを留去すると, 結晶性の芳香族化合物Bが得られた 円) 水層(b)に水酸化ナトリウム水溶液を加えていくと, 化合物Cが遊離した。 (オ) 化合物Cは芳香族化合物で、ベンゼン環に直接結合する水素原子は4個ある。 この水素原子のうち1個を塩素原子に置き換えると、2種の異性体が生成する。 (カ) 化合物B を KMnO 水溶液中で加熱還流して得られた化合物を,230℃に加熱す ると結晶性化合物Dに変化した。 化合物Dは, 昇華性をもち融点は131~132℃ を示した。また,Dを少量の濃硫酸とともにメタノールと反応させると、分子量 が194である化合物Eに変化した。 (1) 化合物Aの分子式を書け。 (2) 化合物 A,B,C,D,Eの構造式をそれぞれ書け。 1989 RSTER 4: (東京大改)

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