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昭和時代に警察予備隊が作られた理由として、日本の治安を維持するためだけではなく、朝鮮半島の防衛や加勢に備えてという理由もありますか?

回答

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ちょっと違います。朝鮮戦争時、米軍はどこから韓半島へと向かうかと問われた時、わざわざ太平洋を横断してチンタラ向かってたら間に合わないわけです。だから当然日本にいる在日米軍が真っ先に向かうのですが、在日米軍がいなくなったらとある危険が発生します。
ソ連です。すでにアメリカとソ連の対立は始まっていましたし、在日米軍が日本を離れて、日本は敗戦国故に軍隊を持たない丸裸状態になる。こうなれば完全にソ連にとって美味しい問題です。
対してアメリカにとっては非常にまずい事態です。韓半島に軍を送らなければ韓国が共産主義に飲み込まれる事になりますし、逆に軍が離れてもぬけの殻になった日本にソ連が攻めて来て、共産主義政権が日本に誕生したら太平洋を挟んで共産主義がアメリカの喉元にまで迫る事になります。
こうした背景を元に、アメリカはじゃあ日本に自発的に守らせれば解決すると考えるわけですが、ここでまた問題が出て来ます。
憲法9条です。占領前期にアメリカ自らが制定したとも言える9条が大きな足枷となり、更に時の首相吉田茂は9条を理由にアメリカの再軍備要求を突っぱねる事になります。(事実当時の日本に再軍備する経済的余裕は皆無で吉田の判断は至って正しいもの)
しかし別に吉田もソ連に攻められたいわけではないので、マッカーサーとの複数回に及ぶやり取りの中で、警察の予備という形でなら軍じゃないから、憲法9条に抵触しないという抜け道的な考えで発足するに至った、これが設立理由です。だから韓国防衛や朝鮮戦争に加勢をする意図は無く、あくまで米軍がいなくなる代わりに日本を自発的に守れるようにするための組織です。

とうふ

そうなんですね、、!理解できました!ありがとうございます!!💦

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