化学
高校生
解決済み

塩素系漂白剤、塩酸を主成分とするトイレ洗剤に「混ぜるな危険」と注意書きされているのは、これらを混合すると酸化還元により、毒性の強い塩化水素が発生するからである。
↑この文は誤っているのですか?誤っていたらどこが違うのか教えてほしいです!お願いします🙏

酸化還元 化学反応

回答

✨ ベストアンサー ✨

塩化水素でなく塩素。

塩素系の漂白剤・洗剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)で、塩素(気体、Cl2)と水酸化ナトリウム(NaOH)を反応させて生成する。

Cl2+2NaOH→NaClO+NaCl+H2O
塩素+水酸化ナトリウム→次亜塩素酸ナトリウム+塩化ナトリウム+水

次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性に調整され、安定した状態になっているが、とても分解しやすい不安定な物質だから、酸性の物質と反応すると、あっという間に分解がはじまる。

例えば次亜塩素酸ナトリウムに酸性物質である塩酸(HCl)を混ぜると、次のような反応が起こり、有毒な塩素ガスを発生する。

NaClO+HCl→NaCl+H2O+Cl2
次亜塩素酸ナトリウム+塩酸→塩化ナトリウム+水+塩素

このことから、「混ぜるな危険」は塩素系の漂白剤・洗剤だけではなく、一部の酸性洗剤にも表記されている。

みっふぃー

とても丁寧な回答をありがとうございます!✨

🍇こつぶ🐡

いえいえ🙇

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