✨ ベストアンサー ✨
「せ+たまふ」は必ずしも最高敬語となるわけではありません。文脈によります。
今回は,「女房にも」というように,中宮が歌を詠ませた対象(これがいわゆる「使役の対象」)が明記されているため,助動詞「せ」の意味は【尊敬】よりも【使役】ととるほうが自然です。
3-⑤の説明が欠けておりました。
サスケさんのご説明,とても参考になりました。
ありがとうございます🙇♀️
3-⑤は最高敬語だから〜って使役の対象あるけど尊敬になってるのに、なんで4-③は詠ませ+たまふ、で最高敬語になってるのに使役になるんですか?
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「せ+たまふ」は必ずしも最高敬語となるわけではありません。文脈によります。
今回は,「女房にも」というように,中宮が歌を詠ませた対象(これがいわゆる「使役の対象」)が明記されているため,助動詞「せ」の意味は【尊敬】よりも【使役】ととるほうが自然です。
3-⑤の説明が欠けておりました。
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補足です。
3-⑤について。
「つかはす」という動作の主体を天皇と見ることができるので、後に語を加えて、さらなる使役の意味を持たせる必要はありません。
「つかはす」という語それ自体に使役の意味が含まれるので3-⑤が使役の文でないと言うのは適切でないかもしれませんが、ここにさらに使役の意味を持つ語を重ねてしまうと、「つかはす」という動作の主体を「御使」と見なければならなくなります。これは、天皇が「御使」に「つかはす」という動作をさせる、ということです。