古文
高校生

あらなく の部分で
あら は名詞で
なく は打消ずのク語法 
とかいてあったのですが
意味がよくわからないです😭

料 H わがためにくる秋にしもあらなくに虫の音聞け ば ま づぞかなしき 私のために訪れる秋ではないのに、虫の音を聞くとまず悲しくなる。 焼きうきす。 (tek

回答

当方浪人生です。
ク語法、初めて聞きましたが、確認してみたら見覚えのある文章にも使われていました。興味深いです。

以下のwikiによる解説をもとにまとめます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E8%AA%9E%E6%B3%95

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ク語法とは、用言の末尾に「〜ク」がつくことで、その用言を名詞化する語法です。

用言の末尾へのつき方ですが、これはまず末尾に「あく」をつけたのちに、連続する母音をまとめることで、ただ一つの例外を除いて正しい形で付けることができます。
付け方の例とただ一つの例外については、上に載せたwikiから見てください。

「あく」というのは、「あくがる」(=うわの空になる)に使われる「あく」のことです。「あくがる」は「心がもとの所(=あく)から離れる(=かる・離る)」から成立したとされています。「用言の連体形+(ところ)」で名詞化するというような感じだと僕は思います。
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さて、これを踏まえて、打消「ず」のク語法というのは、
ぬ+あく→ nu + aku → naku → なく
となります。

因みに、「あら」については、下のサイトでラ変動詞「あり」の未然形だと説明されています。
https://kobun.weblio.jp/content/amp/%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AB

僕も「あら」は動詞だと思います。助動詞の上には動詞が必要ですから。

クリスタル

理解しました!!!
ありがとうございます!!!

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