①例えば同族元素のリチウム原子とナトリウム原子を考えると、リチウムの最外殻はL、ナトリウムの最外殻はMです。M殻はL殻よりも外側にあるため、原子の大きさとしてはナトリウム原子のほうが大きくなります。同様に同族元素においては、原子番号が大きいほど、原子半径も大きくなります。
➁同族周期のナトリウム原子とマグネシウム原子を考えます。順に陽子数は11,12です。原子核中に存在する陽子数が多いほど、軌道を運動する電子もより強く原子核に引きつけられ、結果として原子番号が大きいほど、原子半径が小さくなります。
③ナトリウム原子とナトリウムイオンを例にとって考えます。まずナトリウム原子について考えます。
陽子数(11)電子配置K(2)、L(8)、M(1)です。陽子数11が、K殻とL殻の2、8
の電子に打ち消されて、最外殻(M殻)の電子1を引っ張る強さは1です。・・・ア
次にナトリウムイオンについて考えます。
陽子数(11)電子配置K(2)、L(8)です
陽子数11がK殻の2の電子に打ち消されて、最外殻(L殻)の電子8を引っ張る強さは9です。・・・イ
以上、ア、イより最外殻電子の引っ張る強さが強いナトリウムイオンのほうが原子半径は小さくなります。同様にして考えると、原子と陽イオンでは原子半径は陽イオンのほうが小さくなります。
さて、陰イオンと原子について例としてフッ素原子とフッ化物イオンについて考えます。
フッ化物イオンイオンは電子数10でフッ素原子よりも電子が一つ多いです。これにより電子の反発が起き、フッ素原子よりもフッ化物イオンのほうが原子半径は大きくなります。
④ ➁、③を参考にしていただければ、わかると思います。
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