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問題文中に「1対の遺伝子Gの片方を破壊したES細胞」とあります。
ですので、減数分裂をして配偶子(精子/卵子)ができる際には、破壊されたG遺伝子を持つ配偶子と正常なG遺伝子を持つ配偶子が1:1にできることになります。
正常なマウスと交配したとき、破壊されたG遺伝子を持つ個体は半分になると予想されます。

クウ氏

それで半分ってことなんですね。
そもそもの話になりますが、設問の12匹のうち残り4匹はES細胞に由来しないということだと思いますが、そんなことありえるのでしょうか。キメラマウスの全細胞がES細胞に由来しているわけではないということですか?

けー

大切なポイントだと思います、以前にそのような問題もあったような気がします。

キメラの語源は色々な動物が混ざってできた怪物を指す言葉でした。
ES細胞を正常マウスの初期胚に移植してキメラマウスが生まれますので、ES細胞由来の細胞と正常マウスの細胞とが混ざって体を構成しています。仕組みは違いますが、三毛猫の黒毛と茶毛がマダラになっている様子に似ています。キメラマウスの体がマダラになっているのは皮膚だけではなく内蔵も同様で、生殖巣(精巣・卵巣)ではES細胞由来の生殖細胞と正常マウスの生殖細胞がマダラになって作られます。
ですので、生まれてくる小ネズミの何匹かがES細胞に由来しないというのは普通に起こります。

クウ氏

納得です

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