質問
中学生

連合軍側の主戦力(アメリカ、ソ連、フランス、イギリスなど)の中で1ヶ国でも枢軸国側に加入したら枢軸国側が戦争に勝利する未来はあったと思いますか?
あくまで予想なので聞かせて欲しぃす
ちなみに僕は上記の国が加入すらならかなり勝ち目は高くなると思います
理由としてイギリスやフランスはナチス・ドイツと近いため、領土拡大などがかなりしやすく周りの敵国を降伏させることが出来たと思うからです。
ソ連やアメリカは戦力自体がものすごく高いので基本的にナチス・ドイツが味方にいるので勝てたのかな、と思います

回答

私的には、アメリカが枢軸国側だったらもう少し勝利の可能性はあったのかなって思いますね

そもそもアメリカは戦争に勝ち上がってできてきた国みたいなものなので戦争の仕方、勝ち方などのレパートリーというものは多かったのではないかなと思います
アメリカが枢軸国側だったら日本と対立することもなく、日本の力も発揮できていたと考えると勝利の可能性はあったのかもしれないと考えられますね
もしアメリカが枢軸国側だったらもう少し戦争は長引いてたのかもしれませんけどね

ひなた

確かに枢軸国側にアメリカ軍が付くと勝ち目はあったのかもしれませんね!
そうしたらもう少し穏便に済ませられたかもしれませんね...
貴重なご意見ありがとうございました!

ひふみ

この手のQ&Aに参加してくれる人が一人でも多いとうれしいですね。
ありがとうございます。

歴史は、いろんな視点(解釈)がありますし、そもそも、外交や政治は全て公(おおやけ)になる事は無いので、我々が知らない歴史もありえます。
今からの話は、そんな1つの視点としてお読み下さいな。
WWⅡは、日米が同じ陣営になることは、難しかったと思います。
①日米衝突の遠因は、日露戦争後の満州利権という話があるからです。
②アメリカの仲介で、日露戦争のポーツマス条約が締結されるのですが、外交にボランティアや好意や善意はないのです。
外交で行動する=その国にとっての利点があるから、行動するのです。
③アメリカの本音は、満州やその後の中国利権を得るために、日本に恩を売った。
④日比谷焼き討ち事件もあり、日本国民は、日露戦争の被害(戦没者の数と戦費(国の借金=自分達の税金(負担)))の多さに、得た物が少ない(賠償金が無い)ことに、憤りを感じます。
⑤そんな国内世論があるのに、日米の密約めいた満州利権の山分けなんて、日本政府は到底いえません。
⑥当然、アメリカ政府にとっては、見返り(約束?)を反故された事になり、今後の日米関係に隙間風が吹きます。
※この件は、アメリカ政府(中国大陸利権を求めている資本家や、彼らの代理人である政治家)にとっての大問題ですが、アメリカの一般国民にとっては、どうでも良い話です。
※日英同盟がありましたが、米英の結びつきの方が強固なので、当然、日米が対立するとなるとイギリスはアメリカに着くに決まっている。
⑦満州事変
⑧日中戦争→太平洋戦争
⑨太平洋戦争(WWⅡ)を裁く東京裁判で、当時の日本の陸海軍の軍人が裁かれるのは当然ですが、満州事変に関わった陸軍の軍人も裁かれています。
→よほど、アメリカ政府にとって、満州事変(満州の利権)に対するこだわりがあったのでしょうね。
❿日露戦争の損害(戦没者の多さ)がその後の日本の満州に対するこだわりになったのですが、もし、太平洋戦争の損害(戦没者や国土の荒廃)を知っていたら(比較できたら)、その後の歴史は変わったかも知れませんね。
歴史に詳しい人は、未来を予想する事はできるかもしれませんが、
国民の多くがそれを予測し、現在と未来を比較して現在の最善策を決めることは難しいですからね。

我々は、WWⅢを回避できるのでしょうかね?
そもそも、WWⅢは今の世界でおこるのでしょうかね?
資本主義経済である限り、生産>消費になった場合、その解消に世界大戦はおこりうると個人的に感じているのですが、この仮定が間違っている可能性はあるかもと、私自身、思うこともありますから。

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歴史にIFはありませんが、色々考える事で、将来に向けて予想というか、準備というか腹づもりができると思っています。
だから、そいうい意味では、良い質問だと思います。

まずは、参考資料から、
HOI4による第三次ゆっくり実況者大戦のソ連視点が良い参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=1e5kip9WzhA&list=PLTRHbL-UPYCSSenDXXHPqMa7TV_yh4tvO
https://www.youtube.com/watch?v=OwDNukqdzy4&list=PLbqXqzekGQ4oeNYV1Y3ah_5Tny_O4jRX7

①人の思惑は色々絡み合います。
一国の行動を決定するのも大変です(一貫性を持たすことすら現実では難しい)。
ゲーム内は、一国一人のプレーヤーが、数名の演者を演じているとはいえ、一人です。
だから、スムーズに事が進んでいきます。

ここからが、本題結局、現実が一番無難で、当然の結末

②とはいえ、ゲーム内では、独ソ連携で、アメリカ本土上陸も視野に入り、良かったかも知れませんね。ただ、独ソの主導権争いが発生するから、同盟は困難でしょうね。

③ナチスドイツが勝利する世界線はありえない。
【ゆっくり解説】ハインリヒ・ヒムラー
https://www.youtube.com/watch?v=dkCvyNUkFYg
https://www.youtube.com/watch?v=u6LgSxqtnMg&list=PLja9clVB7yo7uutBggG4DTbJV8z5a5E8x
ナチスドイツのヤバさがわかると思います。

④日本についても、私なりに色々調べたり勉強しました。
戦前の日本も色々矛盾を抱えていたので、やっぱり、敗戦ルートが最もマシな選択だったとしか思えなくなりました。
ただ、戦後が完璧かというと、戦前の歪みが補正されただけで、戦後には戦後の歪みがあるので、いずれ補正されるでしょうね。
もっとも、穏便に補正された方が良いのですが、人は、余力があると、その余力を改善では無く、歪みがあっても今の維持に使ってしまうので、人の世(浮世)って難しいですよね。

⑤ソ連もスターリンもむちゃくちゃだから、そんな世界線いずれ破綻する。
冷戦は、WWⅡの勝利を前提に組まれた戦略だから、ソ連崩壊で、一応の結果が出ている。
ソ連崩壊のダメージをを最小限にすべくロシアができたので、その歪みが今のウクライナで表出している。

⑥結局、ソ連の縦深攻撃(=物量戦)を支えたのは、アメリカの援助
つまり、アメリカがついた側が、勝つのです。
しかし、アメリカ=正義ではないです。
アメリカ=勝利条件を持っている国と言うだけです。

⑦なぜ、アメリカが勝利するのか
❶世界最大の市場はアメリカ
世界には色々な政治体制がありますが、政治体制より、経済体制が重要。
今の世界では、中国良い例です。政治は共産主義(社会主義)で、経済は資本主義。
つまり、政治体制は方便で、いかに国民を食わせるかが政治の最優先事項です。
つまり、資本主義経済の成功した国が一番強いのです。
資本主義では、市場が大切です。
だから、アメリカの市場に食い込めない国は、経済的にしんどくなる。
アメリカは、市場、資源、資本、労働力(移民)で有利です。

❷イギリスは、WWⅠで世界覇権を手放している。それがWWⅡで名実ともにアメリカ=世界覇権に誰の目にも見えるようになった。

❸資本と優秀な人材が集まるアメリカでは、技術革新がおこりやすい。
技術革新を手中に入れている国が有利。
総力戦(国力)が互角なら、技術革新が早い国が有利

❹空母機動艦隊による打撃戦を経験したのは、日米(英)くらいであり、
その最新の戦い方を勝利しノウハウを蓄積したのはアメリカ。
イージス艦なんて、有人対艦ミサイルである日本軍の特攻機に対する防空がその根底にある。
制海権があるので、アメリカは世界中で戦線を構築できるが、アメリカに上陸できる国は無い。
(カナダくらい?地上戦力でアメリカに瞬殺されるのですけどね)

⑧資本主義の世界線では、アメリカが有利なんです。
短期決戦で、国力の無いが戦争しても、アメリカ上陸を果たす前に作戦限界点に達します。
平時に有利な国が、有事にも有利です。
アメリカの市場で商売できない時点で、難しいです。
仮想敵とは言っても、中国も、アメリカ市場前提で世界の工場になって、近年発展したので、アメリカと戦争すること自体が戦略的に不利なんです。戦術的には、超限戦でアメリカを苦しめても、戦略レベルで勝てない。

⑨★アメリカの最大の敵は、資本主義の終焉
資本主義は常に成長し続けなくてはなりません。(借金の利子の返済のため)
しかし、地球は有限です。人口(消費者)も有限です。資源も有限です。経済規模も有限です。
つまり、未開の地があれば、資本主義はどんどん人口を増やして、発展します。
しかし、未開の地が無くなれば、他国から(外交か、外交の一部である戦争で)富を奪うしか成り立たなくなる。

⑩戦後日本はアメリカ市場にくい込むことが最優先
❶冷戦時は、ソ連の横の日本が貧乏になると、ソ連が工作をする可能性があるので、アメリカは、日本を優遇していました。
❷しかし、米ソ冷戦後は、日米経済戦争をアメリカは意識しだし、アメリカは日本に厳しい要求をしてくるようになります。
日本が開発しようとしていたトロンOSの可能性を外交圧力で不当に止める。→アメリカでIT革命が花開いて、GAFA誕生
❸米中による日本挟撃で、日本の経済力をそいでいく。
高度技術はアメリカが受け持ち、大量生産は中国にさせます。
それでも、アメリカ市場を無視できない日本は、日米友好を最優先にする。
❹今度は、経済成長著しい中国がアメリカと市場争い(最悪は戦争)をする可能性が高い。
その時、日本はどうなるのか?

⑪資本主義の行きつく先は、プラットフォーマー「一強」になる?
好例は、アマゾン。
アマゾンの便利さが、他の小売業者を駆逐していく。
GAFAは、日本でも幅をきかせていますが、アメリカでも幅をきかせています。
この経済の格差拡大が、日米(アメリカと他国)の関係だけでなく、アメリカ国内でもおこっているのです。

⑫そして、我々の未来は?
WWⅡを考える事は、WWⅢの仮説設定や回避ルートの模索になる。
過去の世界大戦は、生産>消費が原因。資本主義の矛盾の解消として戦争が勃発。
そもそも、世界大戦を回避するためには、資本主義の改善か、資本主義を上回るもっと良い経済システムの構築しかない。

資本主義 第二次世界大戦 技術革新 gafa ソ連 ナチスドイツ アメリカ
ひなた

ひふみさんの言う通り、歴史という史実にはIFは存在しません。
ですが、歴史という観点ではなくあくまで質問なのでどうなったか、などの予想を立てて欲しかったな、とは思います。
...とは言ったものの、ひふみさんのいうこれからの世界情勢については面白いと思います。
アメリカが強いのは確かですし、WWⅢに発展したらどうなるかは予想通り動かない可能性もありますしね...
ですがアメリカが戦争に発展する可能性というのも"少ない"という形でしか予想出来ないですし...
とにかく貴重なご意見ありがとうございました!

ひふみ

youtubeの動画が、質問のほぼ答えだったのですけどね(笑)

①HOI4の動画で、アメリカを出し抜いて、レンドリース後にソ連が枢軸側についても、結局、アメリカ大陸上陸は難しかった。良い線まで行っていたと思うのですけどね。
ソ連ルートは、非情な決断をして、かろうじて成り立つ。でも、そんなのは中々成り立たないので、現実的ではない。

②イギリスも、WWⅠ後は、落日の帝国であるので、私的には、勝利の原動力ではないと思います。イギリスのねがいりぐらいでは、枢軸国の戦局が好転しても、物量戦(持久戦)では勝利要素にならない。

③アメリカの経済力から来る外交力故に、平時でも有利だし、戦場にならない、大消費地と工場地帯というのが決め手です。
アメリカの所属知る陣営が勝ちます。
と言うのが、私のQ&Aの答えですが、語彙力が無いので、表現が上手じゃ無かったのが原因ですね。

ひなた

ああ、すいません。
返答に急いでたもので動画を見る時間が無くて...
確かにそう聞くとどの国もアメリカの援助があって成り立ってましたしジオヒストリーさんの動画とかも見てると割とどの国も厳しかったですもんね...
枢軸国に最初から勝ち目は無かったんでしょうか...?

ひふみ

動画は視聴に時間かかるもんね。複数視点のゲーム実況動画だからなおさら。

結論から言うと、枢軸国の勝ち筋は、無いです。
私も、よく、IFストーリーを考えます。それは、史実が妥当かどうかと言う検証でもあり、未来のためにどのような事を用意するか、もしくは、実際おこった現象から、次を正確に予測するためです。

①WWⅠで、総力戦になった時点で、国力(工業力と資源調達力)が、戦略面のマスト(絶対条件)になります。
②WWⅠで、塹壕戦によって地上戦が膠着したことと、海戦でも、(ドレッドノート級戦艦が提唱する集中管制による長距離砲撃戦という)戦艦同士の艦隊戦では勝負が決しないという戦術的な課題が残ります。
❶この戦術的な課題は、戦車の集中運用というドイツの電撃作戦で、地上戦は解決しました。
ただ、電撃戦が成功したのは、対フランス戦くらいで、結局、地上戦の主役が歩兵から戦車になり、機動力が上がっただけの戦いになります。そうなると、あとは、(どんだけ戦車を作れる工業力と石油を調達できるのかという)総力戦でした。
ソ連の縦深攻撃は、戦車での総力戦の最終形態となります。だから、戦後の冷戦時の地上戦は、それを基本に戦略がたてられます。
ただし、米ソ冷戦崩壊で、戦車の総力戦という戦闘スタイルが時代遅れになります。
今なんか、量も必要だけど、量より(技術革新の)質でしょ。
❷海戦は、非力な飛行機が魚雷を積めるかどうかがキーポイントで、WWⅡ前に、それが運用上なんとか可能になった。そして、空母機動艦隊からの航空雷撃戦の時代になります。とはいえ、艦砲射撃の投射量の量が、航空機の爆弾より大量に相手を攻撃できますが、相手が攻撃できないアウトレンジから、相手の制空権を奪えば、後は、なんとかなるので、地上戦より先に、量より質の時代になります。
③てな感じで、ついつい、人は、戦術的な所を見て、枢軸国側も善戦していたから、ひょっとしてと思うのですが、大切なのは、戦略であり、その後の占領統治などでより矛盾や負担の少ない方が勝ちます。
④正義だから勝つのではなく、勝ったから、正義なのですが、矛盾や負担が少ないから最終的に勝ちやすい。
戦闘は短期決戦でなんとかなりますが、国家運営は延々と続くものです。平時により無理の無い体制で無いとダメです。
平時に体制維持(経済が良好)でないから、戦争(もう一つの外交)で、一発逆転を狙う時点で、ダメなんです。
⑤常態化した有事を平時にできなかった枢軸国。
それは難しいでしょ?
ナチスドイツは、WWⅠの教訓から、ソ連領に大ドイツ帝国を築き、地政学上の有利を得ようと考えていました。
これは、米英仏に対抗するにはそうするしかないという戦略ですが、ソ連に完全勝利しないといけません。
しかし、現実的にどうでしょうか?
❶ソ連と戦う前に、英仏と戦争を始めてしまいます。
❷ダンケルクで、英軍の残存戦力を取り逃がす。ドイツ軍は、自軍の被害拡大を恐れた(常識的な判断)がアザとなった。でも、普通はそう考えます。自軍の損害より、相手の致命傷を与えられたら、作戦を決行するべきですが、そんなの歴史を知っている人で無いとできない。
❸英本土空襲で、イギリスを屈服させれば良かったですが、これまた、基地への攻撃から都市部への攻撃に切り替えて不可能になる。
ドイツの都市部をやられたから、報復に攻撃ポイントを変えた。これも、歴史を知っている人は愚策と思うが、当時としてはそうなるでしょうね。
❹で、その常態で、最終目的であるソ連侵攻作戦を実施(独ソ戦)
結局、二正面作戦をさけるための、ソ連領に大ドイツを建国する戦略が、二正面作戦を自ら始めた。
この判断が、常に有事(興奮状態)だから、冷静な判断ができなくなった。典型的な例だと思います。

❶日本だって、ソ連をたたくために、中国を味方にする(もしくは支配下にする)という戦略の元に、陸軍内の出世競争も絡んで、日中戦争になりました。そうすると、ABCD包囲網ができた。
❷大正時代に、内閣のシュミレーションで、日米開戦は必敗と分析しているのに、日中戦争が思ったよりかかるのは、ABCD包囲網が原因であり、それを遮断して、戦争経済をまわすために、南方の資源がいると判断していきます。
❸アメリカの鉄や石油などの戦略物資ありきの日本で、そこと戦争をするなんて、これまた冷静に考えたら無理でしょうにね。
日本の場合は、軍内での自分の立場(自分の出世)が、戦略より比重が大きく、正しい判断ができなくなっていきます。
人は、過去の自分を否定する事は、中々できない。
❹日米開戦を回避するには、ハルノート以前から、中国からの撤退、最悪、満州からの撤退を承認していたら回避はできた。
東条英機は、日中戦争で出世をしている(出世のきっかけは、満州での憲兵の仕事なんですけどね)。その日中戦争を否定することは彼自身できない。それは、多くの陸軍の高給軍人がそうであり、日中戦争の戦争経済で、若者は死ぬけど、しんどくても経済が回ったので、陸軍だけで無く、国民もある意味同じ。積極的か消極的とうか結果的かの違いがあるだけ。

長文すみませんね。
つい書いちゃいました。
今回の質問は、今すぐ結論を出さず、時間をかけて、考えていかれると良いと思います。
戦略、戦術、当時の世相など、多岐に考える必要があると思いますから。

ひなた

読んでて確かに史実を考えるとそうだな、と思いました。
まぁ戦争なんてしないのが1番なんですけどね...
面白いご意見ありがとうございました!

ひふみ

同感です。
しないに越したことありませんよね。

軍事費は金食い虫ですしね。
戦争を始めて、軍備を使ったら、さらに金が必要なんですよね。
でも、金使って持ったら、無駄にしたくないので、つい使っちゃうんですよね。
で、さらにお金を追い金される。
歴史なんて、その繰り返しなんですよね。

誤字訂正
×:多くの陸軍の高給軍人
○:多くの陸軍の高級軍人

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