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単位制高等学校は、学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる高等学校です。(文部科学省のサイトから引用)
と言われても、わかりにくいと思うので、例を出します。
学年制の場合、1年2組の水曜日1時間目は歴史総合、みたいに決まっていて、その時間1年2組の生徒は皆で歴史総合の授業をうけます。最終的に、1年生に受ける全ての科目で一定以上の成績が取れないと留年になります。
単位制では、水曜日1時間目は教室Aでは現代文を、教室Bでは化学基礎を、教室Cでは数学3を、体育館では体育をやっていて、1年のPさんはその時間に化学基礎をとれるし、3年のQさんは体育をとれる、といった具合に自分に必要な科目、あるいは好きな科目を選べるのだと思います。だから、例え1年生の間ずっと、化学基礎が0点で、単位が取れなかったとしても、単位の取得状況とは関係なく2年生になれて、もう一回1個下の子たちと一緒に化学基礎の授業を受け直せます。普通の高校では、1年生向けの科目は1年生の間でしか受けられないので、一つでも取れていない授業があれば留年になります。
しかし、実際のところはあまり単位制と学年制で変わらないと思います。なぜならば、大学受験で必要な科目、文科省が定めた必修科目は、取らないと卒業できないからです。例えば、数学と国語と英語を一切とらず、体育と芸術と社会と理科しかとらない!みたいなことは、制度的にできません。
例えば1年生2年生の数学は文系でも理系でも大体入試に必要ですし、体育は誰であっても取らないと卒業できない科目(文部科学省が定めた必修科目)です。だから、クラス単位で受けると思います。さらに理系に進むなら、受験に必要な科目をとった時点で月から金までほとんど埋まってしまって、選択できる枠はあっても2コマだと思います。
つまり、ずっとみんながバラバラに授業を受けるわけではないし、進路が似ている友だちは結局同じ授業を受けているということです。それに体育祭や文化祭はクラスで行うし、クラス単位でなくても部活動等でできる友だちもいるので、あまり心配しなくていいと思います。
※あくまで、ネットの情報と自分の体験から考えた推測なので、詳しくは学校説明会に参加したり、高校公式のサイト等で調べてください。
本当にありがとうございます!
詳しい説明のおかげで理解することができました!