✨ ベストアンサー ✨
「たれ」を漢字で表すと「誰」になります。
和歌の意味ですが、「くらべこし」=くらべるてきた、「振り分け髪も肩過ぎぬ」=振り分け髪(長めのおかっぱ、未成年の髪型)も肩より長くなりました。「君ならずして」=君以外に、「たれか上ぐべき」=誰が上げましょうか。
この歌は男性からの求婚の歌に対する返歌です。なので上の句のニュアンスはそのままですが、下の句のニュアンスは「(求婚してきた)貴方以外の誰のために髪上げ(女性の成人の儀式、この場合は結婚というニュアンスもある)をしましょうか。」という意味です。
現代の用法とそこまで変わらないかもですね。
言葉足らずですみません。
「誰」自体が不定人称代名詞です。
「誰」が指す対象は不確定ですが、人物を指す代名詞ですので「誰」は不定人称代名詞と呼ばれています。
そうですね。
用法自体の変化はありませんね。
『誰』が不定称人称代名詞なのはわかったのですが、なぜそれが反語に繋がるのかが分かりません。なぜ繋がるのか教えて欲しいです。
何回も質問ごめんなさい💦
和歌の「たれ」の後ろに「か」という文字があります。
これが係助詞と言って係り結びを作ります。
この「か」の係助詞としての意味は疑問か反語です。
ここから先は文脈で判断するしかないのですが、この和歌の場合自分の事を疑問形で聞くと意味が分からなくなるので反語だなと判断しました。
お手持ちの古典文法の教科書を参照していただけると詳しい説明が載っているかと思います。
分からないことがあったら遠慮なく聞いてください
こちらこそ長々とすみません💦
人称代名詞の『たれ』と係助詞の『か』を組み合わせて、誰のために髪上げをしましょうか。いや、あなた以外にはいません。という反語の文ができるということですね。
本当に本当にすごく丁寧に最後まで答えてくださってありがとうございます。これからも勉強頑張ります!
なるほど🤔
じゃあ、この歌は人称代名詞代名詞ではなくて、現代の用法と変わっていないってことですか?