回答

前置詞の選択や使い方は、
文脈で判断するものと、周りの単語の語法として導き出されたり決まってくるものがあります。

このfor himについて、これが文脈で判断できるのかどうかは、この一文では判断できません。「文脈」なので、この文と前後のいくつかの文との関係とか、段落の中でのこの文のあり方を見ないとなんとも言えないです。ただし、周りの単語の語法が関係してくることはなさそうです。

シャイニ-

ちなみに後の文はこんな感じです。これがあってforを最初の写真のように訳せますか?

ののののの

いや…これだけだと判断できない気がしますね.
これは参考書だからその一段落分しかありませんよね。けど実際は長い文章の一部を抜き出してるものだと思うんです.だとしたら、もしかしたらもっと離れたところからforを交換の意味で読み取れる文脈があるのかもしれない、とは思いますけど…

この部分だけで考えるなら,以下のような感じです。

主節がdo some thinking for himself で
unlessの節がdo it for him でitはsome thinkingを受けています.
つまり全く同じ表現をしているんですよね.

for himselfは「自分で」という定番の訳を採用していますが,これは「自分のために」という意味合いからきていますので,forは目的の意味だと思います.

ですからdo it for him のforも目的の意味で考えて「状況や他人が、彼のために考えてくれる」とするのが普通じゃないかなと思いますが…

ののののの

もしかしたら

he is going to have to do some thinking for himself彼は自分で考えることをしなくてはならないだろう

これは「自分で責任を持って考える」ということを言っていると思います。だとすると

unless he is content to let circumstances and other people do it for him

このdo it for him は「彼のために」とは言っても,何か彼のためになることをする,とかそういうことじゃなくて,

本来は彼自身が責任を持って自分で考えるべきところだけど、
その場の状況によって,あるい他の人たちが考えるという行為を彼のためにしてくれる,責任を持ってくれる

ということを言っています。

だから,for自体は英文の対応から「目的」と取りますけど,内容を踏まえて意訳していくところで

本来自分自身で責任持ってやるべきことを,他人にやらせてるから,「代わりに」
という訳を当てたのかなと思います.

分かる情報から推測するならそうかなぁ…という感じですが…

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