✨ ベストアンサー ✨
【現代語訳】
その煙は、今もなお空へと上り続けているという。
「竹取物語」(かぐや姫の物語)の最後の一文です。
かぐや姫が月へ帰ったあと、帝が不老不死の薬を
「天に一番近い山」で焼かせました。
帝は、かぐや姫(好きな人)がいない世界で不老不死になっても意味がないと考えたようです。
不死の薬を焼いたときの煙が、現代(書かれた当時)でもまだ空に向かって立ち上っていることを表しています。
「竹取物語」が書かれた当時、富士山は噴火して煙が上っていました。
なのでこれは、まだ噴火のメカニズムが知られていなかったときの、噴火によって上る煙の理由付けです。
余談ですが薬を焼く際、帝は、たくさんの兵を連れて「天に一番近い山」に登ったので、その山は「“兵”(つわもの)に“富”む山=富士山」という名前がついたと書かれています。
もしくは、「“不死”の薬」を焼かせたので、「不死山→富士山」となったとも言われています。
長文失礼しました(_ _)
訳だけでなく、竹取物語の知識まで、細かく教えていただけて…!感激です!
とてもわかり易く、興味深い内容でした。
ベストアンサーに選ばせていただきます。
ありがとうございました。m(_ _)m