古文
高校生
解決済み

解答はハなのですが、
なぜ『なむ』の係り結びで連体形で終わらないのか
教えて頂きたいです🙇‍♀️

ありし 田L 山E もろこし ○時 唐土に侍りし時、人の語り侍りしは、「昔、この国の王の后の兄にてある人ありけり。には ○に かに走り出でて、ここかしこ、跡も定めずぞありける。貧しくあやしき姿にてあれば、人も、 ○あ 、何のあやめもなし。遠きほどにては、折にふれつつ、わびしくわづらはしき事のみありけり é l0ew 妹の后、からうじて呼び寄せて、さまざまに口説きて、「今よりは、のどまりておはすべし。 ○あ ○れ しめ ○れ さるべき事も、はからひあて申さむ』と聞こえさせければ」「さに心そは侍ら防」とて居たる ○か ほどに、また、人目をはかりて、逃げ出でにけり。かくする事、たびたびになりにければ、后 ○お も、。 この事かなはじとて、国々に宣旨申し下して、「あゃしのわび人のさすらひ行かむに、 ○セ ○社 かならず宿を貸し、食ひ物を用意して、「ねんごろにあたるべし」Qそ得りける。さて、(その んひとりのゆゑに、多くのわび人、みな。その蔭に隠れて、わづらひなくて、よろこびあひた りけり一 なむ。 ○か う ○合 これは、その時、世の中にわび人どもの多くて、物も乞ひ得で、わび歩きけるを見て、かれ ○れ
関個 二重傍線部Bの後に補う表現として最も適当なものを次の中から一つ選び、記号で答え よ。 ィ 唐土に侍りし ロ よろこびあひたりける ハ 語り侍りし 11 いといと尊く侍る ホわび歩きける
なむ 係り結び 連体形 侍り

回答

✨ ベストアンサー ✨

係助詞には「結びの省略」があります。
係助詞に対して結ぶ語が省略される場合のことをいいます。

・世に語り伝ふること、まことはあいなきにや、おほくはみな虚言(そらごと)なり。
→世の中に語り伝えていることは、真実はつまらないのだろうか、多くの場合で全て嘘である。
「まことはあいなきに【や】」と係助詞がありますが、結びの語がありません。
この文では「…にや〔あらむ〕」が省略されています。

係助詞がある→係り結びを起こす とは限りません。
結びの省略の他に結びの流れ(結びの消滅、結びの消去ともいう)があります。

問題では、長い語り台詞の後に「となむ」とありますね。
「『  』と言った。」という風に訳したいので、それに近いハが正解になります。

「とぞ」「となむ」「とや」「とか」など、引用の格助詞「と」がついた場合、
会話文の引用→「言ふ・聞く」
心の中で思っている言葉→「思ふ」
を自分で補う必要があります。

今回は結びの省略ということでしょうか。

たかやな

そうです!

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