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解決済み

再読文字についてです。
なぜ「ざる」となるのですか?

未見芋 未だ羊を見さるなり。 さ a
再読文字

回答

✨ ベストアンサー ✨

「也」が、日本語では断定の助動詞「なり」として読まれているためです。

本活用と補助活用はご存知でしょうか。

打ち消しの助動詞「ず」には
・本活用(ず・ず・ず・ぬ・ね・○)
・補助活用(ざら・ざり・○・ざる・ざれ・ざれ)

があります。

直後が助動詞の場合は補助活用に、それ以外は本活用にします。
今回は下が助動詞として判断されるため、補助活用を。

断定の助動詞「なり」の接続は連体形です。
「ず」を補助活用の連体形にすると、「ざる」となるわけです。

むらい

直後が助動詞=補助活用になるんですね!
すごく分かりやすかったです✨
ありがとうございました!!

がう

すみません、誤りがあったので訂正して再喝します。

基本はその理解で大丈夫ですが、誤解を招くといけないので、補助活用の例外を3つ紹介しときますね。

①命令形になるときも補助活用に
 →形容詞「無し」が文末で命令形になると「〜〜なかれ」など

②下が打消しの接続助詞「で」のときも補助活用に
 →形容詞「美し」→「美しからで」など

③"断定の助動詞「なり」につくときは本活用に
 →「美しきなり」など

 →打ち消しの助動詞「ず」も、古文では「ざるなり」ではなく「ぬなり」となります。

これを補助活用にして読むと伝聞推定の「なり」か断定の「なり」かが非常に判断し辛いためです。

しかし漢文で出てくる「なり」は全て断定の「なり」であるため、漢文の訓読の際は「ざるなり」と読みます。

むらい

ほんとにほんとに丁寧にありがとうございます🙏✨
明日、助動詞、再読文字のテストがあるので頑張れそうです!!
ありがとうございました😄

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