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たとひわれ討たれたりと聞き給ふとも、様など変へ給ふことは、ゆめゆめあるべからず。
「たとえ私が討たれたと聞きなさったとしても、出家なさることは、決してあってはいけません。」
これは、男が女に「君には幸せになってほしいから、俺が死んでも坊主にして出家したりするなよ」と言っている文です。
「ゆめゆめ〜ず」ですし、平家物語は鎌倉時代ですので「べからず」を禁止、すなわち「べし」を当然や義務と捉えたくなってしまいます。
ですが、これは義務を課したり絶対的な決まりを述べているのではありません。むしろお願いに近いものです。
また、これは会話文であり、主語は二人称(出家するのは妻)なので適当・勧誘・命令の方が適切であるといえます。

hanan

納得しました!詳しい説明ありがとうございます🥰

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