あずまじのみちのはてよりも、なおおくつかたにおいいでたるひと、いかばかりかはあやしかりけんを、いかにおもいはじめけることにか、よのなかにものがたりというもののあんなるを、いかでみばやとおもいつつ、つれずれなるひるま、よいいなどに、あね、ままははなどようのひとびとの、そのものがたり、かのものがたり、ひかるげんじのあるようなど、ところどころかたるをきくに、いとどゆかしさまされど、わが思うままに、そらにいかでかおぼえかたらん。いみじくこころもとなきままに、とうしんにやくしほとけをつくりて、てあらいなどして、ひとまにみそかにいりつつ、「きょうにとくあげたまいて、ものがたりのおおくさぶろうなる、あるかぎりみせたまえ。」と、みをすててぬかをつき、いのりもうすほどに、じゅうさんになるとし、のぼらんとて、ながつきみっかかどでして、いまたちというところにうつる。
としごろあそびなれつるところを、あらわにこほちちらして、たちさわぎて、ひのいりぎわの、いとすごくきりわたるに、くるまにのるとて、うちみやりたれば、ひとまにはまいりつつ、ぬかをつきしやくしほとけのたちたまえるを、みすてたてまつるかなしくて、ひとしれずうちなかれぬ。
これで大丈夫でしょうか?本文で注意するところは、いとどゆかしさまされど、のところです。これは、いとど・ゆかしさ・まされど、と、三つの単語に別れています。読むときは注意してくださいね😊
ありがとうございます!
助かりました!
更級日記のノートを作る予定です。良かったら見てみてください😊