試行と事象
「くじを引く」ゃ「硬貨を投げる」などのように,その結果が偶然に
よって決まる実験や観測などを試行 という。また,試行の結果として
しこう
じ しょう
起こる事柄を事象 という。事象は集合を用いて表すことができる。
1個のさいころを投げる試行において,たとえば1の目が出る
13
例
ことを数字の1で表すと,「奇数の目が出る」という事象Aと,
「2の目が出る」という事象Bは,次のように表される。
A={1, 3, 5}, B={2}
ある試行において,起こりうる場合全体を集合びで表すとき,び自
身で表される事象を全事象 という。また,全事象Uのただ1つの要素
からなる集合で表される事象を根元事象 という。
例 13 の試行における全事象は{1, 2, 3, 4, 5, 6} で表される。また
根元事象は6個あり, {1}, {2}, {3}, {4), {5}, {6} で表される。
1個のさいころを投げる試行において,次の事象を集合で表せ。
27 (1) - 3の倍数の目が出る。
練習
(2) 4以下の目が出る。
同様に確からしい
ある試行において, どの根元事象が起こることも同程度に期待できる
-き, これらの根元事象は 同様に確からしい という。
たとえば,1個のさいころを投げる試行では, 1, 2, 3, 4, 5, 6 の
目が出ることも同様に確からしいと考える。
次ページ以降では, くじを引く試行,さいころを投げる試行のよう
元事象が同様に確からしい試行において, いろいろな事象の確率を
ることにしよう。
第2節 確率
めちゃくちゃ分かりやすかったです!
教えてくれてありがとうございました!