回答

腎臓での、血漿→濾過→尿 を作る過程の中で、物質の行先は
「濾過とは別に血液から尿管への移動(分泌)」
「いったん尿管へ入ったあとに血液へまた移動(再吸収)」
という様々なルートがあります。
 ①血漿→濾過(+分泌)→②原尿→(水やイオンの再吸収、濃縮)→③尿
ここでは分泌については考えなくてよさそうです。

イヌリンの特殊な性質は、分泌も再吸収もされない という点でしたね。
一方、たとえば水は濾過されたあと再吸収されます。

問2
このイヌリンの性質から考えて
①の血液の中のイヌリン量と②尿のイヌリン量は等しいはずです。

5分あたりに濾過される血漿量をA(ml)として
 ①血漿中のイヌリン量 0.1(mg/ml)x A(ml)
 ②尿中のイヌリン量 12(mg/ml) x 5(ml)
①=②より
 A=600(ml/5min)
 (問1で120倍濃縮と出しているので、単純に5x120でもいいです)

問3
 問2で5分間あたり600mlの血漿とわかったので
 ①血漿中の尿素量mg 0.3mg/mlx600ml
 ②尿中の尿素量mg 20mg/mlx5ml
②/①で100/180 を計算。

余談ですが問2の数字を1分間あたりにしたものをGFRと呼びます。
だいたい100ml/minくらい。計算間違いにも気づけるので知っておくと便利な数字です。

tora2ga0

あっいかんいかん!
問3 「再吸収された尿素の量」なので
 ✖100/180
 〇(180-100)/180
で計算してください。失礼。

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