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国内の改革
五箇条の御誓文で政治の方針を固める
①議会を設置し、公儀に基づいて政治を行うこと
②国民が一丸となって新しい国を作っていくこと
③今までの身分制度にとらわれない心構え
④昔の慣習や制度を変えていくことで、国際社会に取り残されないこと
⑤知識を世界から学んで、天皇を基とした政治体型を作ること
・版籍奉還→藩主が土地と人民を天皇(政府)に返す。戊辰戦争の最中、木戸孝允・大久保利通が画策して行う。しかし、藩主の権益を保護した上での版籍奉還に木戸孝允は強い不満を持つ。
・廃藩置県→藩の反乱を恐れて、藩主の力がそのまま残ってしまった。新政府の領地となったが、実際は、知藩事となった藩主が支配していた。全ての「藩」を
「府」「県」のような名実ともに新政府の直轄地としなければならない。こうして全ての藩を廃止して、名実ともに新政府直轄地にしようとした。
・四民平等→皇族以外を平等とする。貴族を華族に、武士を士族に、百姓や町人を平民とする。しかし、それは形上のものだった。また、差別をされていた人々を平民とする解放令も出された。
・富国強兵
①学制 満6歳以上の男女に小学校教育を受けさせる
②徴兵令 満20歳以上の男に兵役の義務を負わせる
③地租改正 土地所有者から時価の3%を現金で納税する→税金を2.5%に改正する。この法案により、税金を安定して確保できるようになる。
・殖産興業→明治政府が西洋諸国に対抗した、新産業の育成政策。代表的な政策は、富岡製糸場(群馬県に設立された、日本の本格的な器械製糸の官営模範工場)や、八幡製鉄所(日清戦争の賠償金で設立された、官営模範工場)の設立。
いい回答ありがとうございます
この内容を簡潔に文にするとどうなりますか?
明治維新で行った主な国内の改革は、版籍奉還・廃藩置県・四民平等など、身分の排除である。それにより、西南戦争や佐賀の乱などの不平士族の問題は高まった。
主な国外のための改革は、富国強兵・殖産興業などの国力を強め、欧米列強に通用するための国づくりをすることだった。そのために、岩倉使節団を派遣した不平等条約の改正、はっきりとした領土区分を定めた樺太・千島交換条約、朝鮮の植民地化のための日清修好条規、江華島事件、日朝修好条規などを行い、少しずつ欧米列強との差を埋めて行った。
国外の対応
・岩倉使節団(岩倉具視を全権とし、政治首脳陣・留学生を含む総勢107名の派遣)
特権全権大使 岩倉具視
副使 木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山口尚芳
目的は、不平等条約の改正だったが、失敗に終わる。国力の育成のための視察に切り替える。
・日清修好条規→清との対等な条約。朝鮮と不平等条約を結ぶために行った。
・樺太・千島交換条約→樺太をロシア領、千島列島を日本領にする。
・日朝修好条規→江華島事件を口実に、朝鮮を開国させた不平等な条約。征韓論(西郷隆盛&板垣退助など)を抑える。その結果、征韓論者は政府から抜けることとなる。