(水和物というのは,イオン結晶の中に水が取り込まれてしまっている結晶です。これ自体の仕組みを問われることは無さそうなのでそういうものがあるとだけ知っておいてください)
大事なのは溶解度が無水物(イオン結晶部分だけ)で考えられていることです。(1)で求めたいのは硫酸銅(Ⅱ)五水和物なので,この物質のうちどのくらいの割合で硫酸銅(Ⅱ)が含まれているかを考える必要があります。
1molあたりで考えると,CuSO4・5H2Oは160+18×5=250g,CuSO4 1molは160gです。したがって,CuSO4・5H2O 1molのうち,CuSO4の部分は(160/250)mol ということになります。
ここで1molをXgに置き換えて考えると,CuSO4・5H2O Xg のうち,CuSO4の部分は(160/250)X g となります。後は,通常通り 溶質/溶液 の公式に代入すればOKです。
90/250 はCuSO4・5H2O の水の部分です。(2)で使いますね。溶解量で一番ややこしいのは水和物の溶解だと思うので,ここが理解できればクリアみたいなもんです。
ありがとうございます!