✨ ベストアンサー ✨
詩さん、はじめまして
文系-社会科学系-経営学・商学系-卒業後数年の者です。
高校2年生とのことですが、
その時期に「犯罪心理学」「社会心理学」「ゲーム理論」にまでご興味があるのは、とても羨ましいです。(当時のボクはまだ泥の中で楕円球遊びしてました)
なので、いくつか参考情報をば。
回答サマリー/
・「ゲーム理論」主体なら、政治-経済系の学部へ。そこで心理学の講座もとる
・あくまで心理学(「犯罪」や「社会」)なら、最終的な職とか研究を勘案し、①文学、②教育学、③経営学、④理系も視野に(たぶん、貴方は今から数学も理科もちゃんと教われば何不自由なく進学できるかと。)、あたりへ
以下、詳細情報です。
気になった単語とかで拾い読み推奨です。
犯罪心理学/
おそらく心理学科、とくに教育学系よりも文学や社会学などに多そうです。
経済や商学でも、「企業不正」というかたちで若干齧ったりします。
社会心理学/
同じく心理学科ですが、教育学系にも多そうです(青年期の心理学などは成人にも重要です)。
文学でも、例えば母校の「シラバス」をネットでざっと見てみると、該当する講座(ゼミですが)をお持ちの先生がいました。
経営学系でも、「(経営)組織論」の延長で、「産業組織心理学」や「組織行動論」、あとは社会学系の組織論だと似た話が良く出てきます。
ゲーム理論/
経済学の話です。
特に、伝統的な経済学(「需要曲線」とか)ではなく、比較的に最近な経済学の潮流です。
伝統的経済学は、人間は情報さえ正確なら合理的に考え行動する、と仮定していろいろと理論を組み立てましたが、
最近では、「あれ?わりと人間っておバカじゃね?ちゃんと情報あげても判断ミスるじゃん」みたいな事象(「アノマリー」といったり)が多く観測され、
そこで理論を調整・修正するために、統計的手法(「計量経済学」)や心理学的手法(確か「行動経済学」がココです)とか、あといろいろな手法を取り込んでいます(「文化人類学」とかもあった気がします)
ゲーム理論は、うろ覚えですが、多くの戦略論(企業や組織だけでなく、大きくは政治や国際機関、小さくは個人対個人まで)で用いられる考え方です。なので、極論どこの学部でもなんらかで触れる機会はあるでしょう。(ただ、ゲーム理論は「統計(学)」と密接不可分ですが、ゲーム理論では主に「経済統計」が用いられ、「心理統計」とは手法・コンセプトが若干だが一線を画する、との本も読んだことがあります)
以上です。
何か、追加で知りたいこと・相談したいことありましたら、いつでも連絡ください。(答えられはせずとも、オススメできそうな入門書は結構知ってます)
ぜひ、ご自身のご興味を大切に、愉しく学んでください。
丁寧なご回答ありがとうございます。
行動経済学という分野もかなり気になるので、経済学部をメインに大学を探していこうと思います!
ちなみに大学の「シラバス」ってこんな感じです。
大学にもよりますが、多くの大学がある程度の概要はネットで外部者でも見れるようにしてくれてます
(結構、多大のシラバスを除くと、同じ教科名に全く違う考え方の内容を突っ込んでて面白いです)
一応、手前味噌ですが、母校のシラバスのリンクも置いときます(検索の仕方が難解なのであんまオススメしきれないんですが…)
https://www.wsl.waseda.jp/syllabus/JAA101.php