✨ ベストアンサー ✨
熱運動とブラウン運動は一緒じゃないです。
ブラウン運動: 液体中を浮遊する微粒子の不規則な運動。ブラウンが水中の花粉を顕微鏡で観察しているときに発見した。当時は分子の熱運動はあまり知られていなかったため、外から力を受けていない微粒子が自分で動いているように見えて謎な現象だった。後に、あのアインシュタインがブラウン運動の原因は熱運動する分子の衝突であるとしてブラウン運動の法則を確立し、その後ペランがそれを実験により証明した。このことは当時まだあまり認められていなかった原子論を後押しする有力な証拠となった。
規則的に熱運動することはないです。乱雑な方向に運動します。
「熱運動が不規則であるため」
=「熱運動が不規則である、という事実が理由で」
大抵はコロイドが例に挙げられますが、コロイド特有の運動というわけではないです。顕微鏡等で観察される、液体中の微粒子の不規則な運動をブラウン運動と呼びます。あるいはもっと広く、周囲から様々な影響を受けて不規則に変動するものの動きもブラウン運動に含めることもあります。
参考
https://shibayama.issp.u-tokyo.ac.jp/one_point/files/BrownMotion.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E9%81%8B%E5%8B%95
熱運動の一種という感じでもないんですよね…。
サッカーを例えに用いると、
選手の運動→分子の熱運動
ボールの運動→コロイド粒子のブラウン運動
みたいなイメージです。
もう少し説明すると、「熱運動」という場合、それは「熱」に関係する運動のことを指すと思うんですよね。大量の分子の運動の激しさで熱いとか冷たいとかが決まる、みたいな。
でもブラウン運動は「熱」とは関係なく、単純に観察したら微粒子が乱雑に動いていた、というだけの話で「熱のもととなる運動」ではないですよね。なので、熱運動の一種ではないと思います。
ということで、
熱運動…物質を構成する原子や分子の運動。これが私たちが実際に感じる熱の実体であると考えられている。
ブラウン運動…コロイド粒子などが不規則に動くこと。熱の話とかは関係なく、顕微鏡で水中の花粉を観察していたブラウンがたまたま発見し、よくわかんないけど液体に微粒子を浮遊させたら必ずこんな感じで不規則に謎の運動してるから、じゃあ名前をつけてあげよう、とか言って名前がつけられた。ブラウン運動の原因が、熱運動する溶媒分子の衝突であるとかいう話は、アインシュタインの後付けの理論。発見当初はただひたすらに謎であり、そのように液体中の微粒子が不規則な運動をする理由はさっぱりわからなかった。そんなとき、「溶媒分子が熱運動をしていて、それらの衝突によって微粒子が不規則に運動する」と考えれば謎の運動の理由がうまいこと説明できるとアインシュタインが論文を発表。これによって「分子が存在し、熱運動しているに違いない」という考えが広まった。そして、アインシュタインの理論に基づく計算と実際の実験結果が一致することがペランにより確認され、熱運動説がおそらく正しいということが証明された。
つまりまとめると、ブラウン運動は実際に観察される運動なのに対して、熱運動は「きっとたぶん分子があって運動してるんだろう」という理論上の運動ですね。
長くなってしまいすみません。うまい説明がなかなかできなくて。
つたない説明でしたが、熱運動とブラウン運動の違いを理解していただけたら嬉しいです。
なるほど!!長文書いてくれてありがとうございます😭光電効果みたいな感じなんですね…!
熱運動…分子が動くこと
ブラウン運動…熱運動の一種で液体中を不規則に動くこと、と言うことですか?
いつもありがとうございます!😭