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解決済み

「うち泣かれぬ」の「れ」
「驚きたまへれば、」の「れ」
のは文法説明をお願いします

回答

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「うち泣かれぬ」
「れ」の直前の語の活用形に着目すると、「泣か」は未然形です。未然形に接続する「れ」は⟨受身・可能・自発・尊敬⟩の「る」です。
4つの意味の中で、心情系の動作とダントツで相性がいいのは⟨自発⟩です。泣くや笑うといった感情に伴って起こる動作は自然と自発的に起こるものだからです。
活用形は後ろの「ぬ」が連用形接続の助動詞ですので、連用形になります。
よって文法的に説明すると、『自発の助動詞「る」の連用形』となります。

「驚きたまへれば」
「れ」の直前の語の活用形に着目すると、「たまへ」は「たまふ」の已然形です(命令形は語尾以外では用いられないので考えない)。4段活用の動詞已然形に接続する「れ」は⟨完了・存続⟩の「り」です。
2つの意味のどちらが当てはまるかは文脈判断です。ここにある文だけでは判断できませんが、訳として「驚いてしまいなさったので(完了)」「驚いていらっしゃるので(存続)」のどちらが前後とのつながりが良いかで判断してください。
「ば」は未然形、已然形のどちらとも接続しますが、完了存続の助動詞「り」の未然形は「ら」なので、已然形が当てはまります。
よって、文法的に説明すると、『(完了もしくは存続)の助動詞「り」の已然形』となります。

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