「判定が難しいのと覚えられない」ということですが、何を覚えようといているのですか?
まさか、熱帯と温帯の境目は最寒月の平均気温が18度だとか…。
でも、それで、雨温図とかハイサーグラフが出てきて、最寒月が17.8度とかだったらどうしよう…ということでしょうか?
そういう問題は、よほど意地の悪い先生でもなければ出題されません。
そもそも、それを覚えているかどうかが大切なのではありませんから。
気候のところで大切なのは、どういうしくみで、地域によって気候が違うのか、とか、グラフが読めるかとか、写真を見てどういう気候で、風景とどう関係があるのかとかだと私は思いますよ。
ですから、たとえば、グラフを見て判定するとしても、年中気温が高いか(熱帯)、冬の寒さが氷点下か(亜寒帯)、その中間か(温帯)でわかるくらいです。夏でも寒ければET(夏でも1ケタ)とかEF(夏でも氷点下)になります。あとは、雨の降り方が、年中少雨なのか(BW)、少しだけ雨が降る時期と全く降らない時期がある(BS)、年中雨が降るのか(Af、Cfa、Cfb)、夏だけ雨が少なくなるのか(Cs)というくらいが、グラフを見てわかるか、です。これくらいわかれば十分です。あとは、グラフを読むことになれるだけ。
ケッペンの気候区分で厳密に分類しようとすると、気温や降水量のデータを数式に代入して判定する必要があります。でも、試験問題でそこまで求められることはありません。ザックリでいいんです。