教科書の地図で、ロンドンと東京を結ぶ直線に少し描き足したのが、下の地図です。
ロンドンと東京を結ぶ直線と、地図にある縦の青い直線=経線ですが、同じ角度で交わっています。
「2地点を結ぶ直線と経線との間にできる角度が一定」とはこのことを指しています。
東京とカイロ、東京とロサンゼルス、東京とブエノスアイレスの間の直線も、同じようになっています。
「等角航路」とは「この角度が等しくなる航路」という意味です。
メルカトル図法は、大航海時代に、船で移動するのに便利な地図として考え出されました。
これを使うと、羅針盤(方位磁石の立派なもの)を見て、この角度の方向に進むと目的地にたどり着く、という航路です。