8. 次の中和滴定に関する実験Ⅰ・ⅡIについて、問い(問1~3)に答えよ。
実験Ⅰ濃度が0.10mol/Lの塩酸 10mLを濃度不明の水酸化ナトリウム水溶液で滴定したところ、 中和点までに
20mL 要した。このとき、滴定に合わせてpHの変化を記録し、 中和滴定曲線を作成した。
実験ⅡI
実験Iと同じ水酸化ナトリウム水溶液を用いて0.10mol/Lの酢酸水溶液10mLを滴定し,実験Iと同様
に中和滴定曲線を作成した。
問! 実験I・ⅡIで得られた中和滴定曲線として最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つずつ選べ。
実験Ⅰ 12
実験Ⅱ 13
①
pH 7
13
10
13
10
pH 7
4
4
10
20
滴下量 〔mL]
10
20
30
滴下量[mL]
10
30
pH 7
0
10
20
滴下量[mL]
30
13
10P
pH 7
690
4
10
20
滴下量[mL]
30
13
10
pH 7
③1.0×10-3
⑥ 1.0×10-2
4
1
0
13
10
0
pH 7
4
③
0
10 20
滴下量[mL]
30
10 20
滴下量[mL]
30
問2 実験Ⅱで, 酢酸水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を滴下していくとき、この混合水溶液中に存在するイオンに
関する記述として正しいものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。 14
① 酢酸水溶液中に含まれるイオンの種類の数は、 中和後の混合水溶液に含まれるイオンの種類より少ない。
②2 滴定が進むにつれて, 混合水溶液中に含まれるすべてのイオンの物質量は減少する。
③ 中和点に達するまで, 混合水溶液中の酢酸イオンの物質量は減少し続ける。
④ 中和点以降では混合水溶液中の水素イオンの物質量は増え続ける。
⑤ 中和点の前後で, 混合水溶液中のナトリウムイオンの物質量は減少から増加に変わる。
問3 実験ⅡⅠで用いた酢酸水溶液と同じ濃度の酢酸水溶液を 10mL はかり取り、これを水で希釈して30mLにし
た。この水溶液のpHを測定すると3.0であった。薄めた酢酸水溶液における酢酸の電離度として最も適当な
数値を、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 15
①3.0×10-3
② 2.0×10-3
④ 3.0×10-2
2.0×10-2