例題2
五酸化二窒素の分解速度
下の表は, 五酸化二窒素の分解反応 (2N2O5 → 4NO2+O2)を体積と温度を一
定に保ちながら行ったときの実験データである。
時間 濃度 [N205] 平均の濃度 平均の反応速度
(1) 表の空欄に適
する数値を入れ
よ。
[min] [mol/L] [N205] [mol/L] [mol/(L・min)]
0
5.32
(2) 五酸化二窒素
2
4.90
この分解反応にお
ける反応速度式
5
4.34
は、 v=k [N2O5] 10
3.54
で表される。 実験データより、 反応速度定数kの値を求めよ。
解説 (1) ア 平均の濃度 [N205] は, [N205]=
(イ) 2~5分の平均の反応速度では,v=
0.160
3.94
≒4.06 x 10-2/min
(2) vk [N205] より,k=- V
[N2O5]
k=
(ア)
4.62
3.94
( 4.11 + 4.04 + 4.06 ) × 10 -2
3
解答 (1)・・・ 5.11 (イ)・・・0.187 (ウ)・・・4.06 × 10-2
5.32 + 4.90
2
- (4.34-4.90)
5-2
0.210
(イ)
0.160
=4.07×10-2/min
=5.11mol/L
となる。したがって, 表の値を平均すると、
≒0.187 mol/ (L.min)
(2) 4.07 × 10-2/min
V
[N2O5]
[/min]
4.11×10-2
4.04×10-²