食塩水を作るときには,水の温度を高くすればするほど食塩が早く溶けることが知られている。水
温10℃の容器Pは1時間あたり15g,水温50℃の容器Qは1時間あたり45gの食塩をそれぞれ溶かすこ
とができると分かった。ただし, 水温は常に一定でPとQの水を混ぜたり、それぞれで作られる食塩
水を混ぜたりはせず, 容器Pにおいては15gの食塩が完全に溶けてから続けて 15gの食塩を一度に入
れて溶かし、容器Qにおいても同様にする。 容器 PとQをいくつか用意しておき,それぞれ15g,
45gを溶かしきったら新しい容器を使うものとする。この条件のもとで,最初にPを使って溶かし始
め,Pに入れた食塩15gが完全に溶けたら次に容器を使って溶かし, Qに入れた食塩45gが完全に
溶けたら…このように P, Q, ... の順に交代で食塩150gを溶かした。また、条件は変えず2つの容器を
同時に使って食塩を溶かし始めて350gの食塩を溶かす実験を行った。
(8) P, Q,... の順に食塩150gを溶かしたときにかかった時間と使った容器の個数を求めよ。
(9) 2つの容器を同時に使い食塩を溶かし始めて, 360gの食塩を溶かすのにかかった時間と使った容器
の個数を求めよ。