✨ 最佳解答 ✨
簡単に言うと『「ピンクの部分」が成り立てば「青の部分」になるという定理があるから、その定理を使う解き方をするならば十分条件の確認はしなくて大丈夫だよ』って話です。
その定理は写真下部の検討の最初の2行「P.Qがxについての〜恒等式である」のところです。
例えば
ax+b=3x-3 を考えると
左辺は1次式(y=を付けると一次関数)
右辺も1次式(y=を付けると一次関数)
なので、x=0のとき左辺はb、右辺は-3
よってb=-3。
これはグラフでいうとb=-3なら
左辺の一次関数と右辺の一次関数は(0.-3)で交わるということです。
ただxの恒等式になるためには2つの一次関数が一致しないといけないので、2つの一次関数が(0.-3)で交わる(つまりb=-3の情報)だけでは不十分です。
2つの一次関数(直線)が完全に一致するためには直線なので、2つの一次関数が2交点を持てばオッケーなのx=0以外の別のもう1箇所で左辺=右辺を考えればオッケーです。
x=1のとき
左辺=a-3
右辺=3-3
よってa=3
これで先程の「(0.-3)で2直線が交わる(つまりb=-3)」の情報と「(1.0)で2直線が交わる(つまりa=3)」の情報の2つが揃えば、2つの一次関数は完全に一致します。
1次の時は2箇所で完全一致するわけです。
同様に考えると2次の時は3箇所、3次の時は4箇所、となります。
なるほど!理解できたかもしれません!
二つのn次方程式が等式で結ばれた場合、それを満たす交点がn個だけでは『この等式を満たす関数が無数に存在してしまう』
だから、もう一つ追加で点を加えることで『初めて関数が一つに固定され』て等式は恒等式となる。
という解釈で合っているでしょうか?
その解釈であっています。
丁寧な解説をありがとうございます!
助かりました!
なので「例題の解き方ができるタイプ」と「検討のやり方ができるタイプ」に何か大きな違いがある訳ではありません。
どっちのやり方でもどうぞ的な感じです。
例題のやり方でも2次に対して3つ(a.b.c)の情報を考えられているので別に検討のやり方で回答を作っても大丈夫です。
「ピンクの断りを書くのが面倒な場合は、逆(十分)まで確認してね」→例題の解法
「逆(十分)の確認が面倒な場合は、ピンクの断りを書いてね」→検討の解法