a
349 アルミニウムと亜鉛
原子番号が13で、 周期表 13 族に属するアルミニウムや, 原子番号が30で,周期表
滋賀医大・改
(A)
族に属する亜鉛の単体は, 酸の水溶液とも強塩基の水溶液とも反応してそれぞ
れ塩をつくる。 このような性質を (B) という。
アルミニウムの粉末と酸化鉄(Ⅲ)の粉末の混合物に点火すると,多量の反応熱によっ
て高温になり, 溶けた単体の鉄が遊離する。 このように, 単体のアルミニウムを使って
金属酸化物から金属を得る方法を ]法という。 また, アルミニウムの単体は,原
料鉱石である (D)
| から酸化アルミニウムをつくり,次に, 加熱して融解させた
(E)
に酸化アルミニウムを溶かし、炭素を電極として溶融塩電解して製造する。
(1)
亜鉛は,電池の負極や合金の原料に用いられるほか, 鋼板をトタンにして鉄の腐食
を防ぐのに用いられる。
(1)
に適切な語句や数を入れよ。
(2) アルミニウムや亜鉛の酸化物は,酸の水溶液と強塩基の水溶液に反応する。
① 酸化アルミニウムと水酸化ナトリウム水溶液との反応を化学反応式で示せ。
(2) ①の反応で生成する塩の名称を書け。
(3) 下線部(ア)の陽極および陰極での変化を,電子e を含むイオン反応式で示せ。
1758
(4) 記述 下線部(イ)において, トタンは表面に傷がついても腐食しにくい。 それはなぜか。
(5) ある質量の硝酸亜鉛六水和物を100gの水に溶かした水溶液の沸点は、質量パーセ
ント濃度が 2.0%のグルコース水溶液の沸点と同じであった。硝酸亜鉛六水和物を何
g溶かしたか, 有効数字2桁で答えよ。 硝酸亜鉛はすべて電離するものとする。
.
分子量 式量 Zn (NO3)2=189 H2O=18 グルコース C6H12O6=180
21 典型金属元素