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図 1
4Sさんは天体の動きを調べるため, 千葉県内のある場所で、晴れた日には毎日、午後9時に北斗
しちせい
七星とオリオン座の位置を観測し、記録しました。 これに関する先生との会話文を読んであとの
(1)~(4) の問いに答えなさい。
こうせい
Sさん 最初に観測した日の午後9時には, 北斗七星は図1のように北の空に見えました。 ま
た. オリオン座のリゲルという恒星が, 図2のように真南の空に見えました。 その日
以降の観測によって, 北斗七星やオリオン座の午後9時の位置は, 日がたつにつれて
少しずつ移動していることがわかりました。 最初に観測した日から2か月後の午後
9時には, 北斗七星は, X の図のように見えました。
先生:そうですね。 同じ時刻に同じ場所から,同じ方向の空を観測しても, 季節が変われば
見ることができる星座が異なります。 なぜだと思いますか。
Sさん: それは, 地球が太陽のまわりを1年かかって1周しているからだと思います。 以前
に、この運動を地球の y ということを習いました。 太陽, 星座, 地球の位置
関係を考えると, 地球の y によって, 地球から見て 2 と同じ方向に
位置するようになった星座は, その季節には見ることができなくなるはずです。
先生:そうですね。 その他に, 星座の動きについて何か気づいたことはありますか。
Sさん: はい。 同じ日の午後9時以外の時刻に観測を行うと, 北斗七星やオリオン座の位置
が, 午後9時とは異なって見えました。
先生:そのとおりです。 同じ日に同じ場所で観測しても, 時刻が変われば、 その星座が見え
る位置が異なるのです。 しっかりと観測を続けた成果ですね。
Sさん: 先生, 季節や時刻だけでなく、 観測地が変われば見える星座が異なると聞きました。
いつか海外に行って, 千葉県とは異なる星空を見てみたいです。
先生: それはいいですね。 日本からは1年中地平線の下に位置するために見ることができな
い星座を、ぜひ観測してみましょう。
FIRE
一西
|||
北極星
北
地平線
: …...
東→
-6-
図2
←東
。 ill 43% ■
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0
南
リゲル
地平線
西→
OM4 (079-41)
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