4.森林における生物間相互作用
Hairston, Smith & Slobotdkin は 1960年、American Naturalist 誌上で植物、植食者、捕食者のそれ
ぞれの個体数の主な制御要因について論じ、 植食者は植物を食い尽くす能力があるにも関わらず、 実際に
植食者に食われる植物体の割合は 10%以下であることから、植物はあり余っている (世界は緑である)と
し、植食者の数の制御は捕食者によるトップダウン式制御であると主張した。これに対し、Feeny はプリ
ントのに一部を紹介した一連の研究を 1960年代に行い、 植物は植食者にあり余る餌を提供しているので
はないことを実証した。 Table 1 は食葉性のガの(41)の摂食時期は(42)月あるいはそれ以前に集