方法:水平で凹凸のないなめらかな面 A と, 水平で細かな凹凸のある面B を,段差がないよう
大阪府 (一般入学者選抜) (2021年)-67
につなげておく。 ドライアイスの小片を面Aから面Bに向かってはじき, その運動のよう
すを観察する。
図VI
結果: 図ⅦIは,小片の0.1秒ごとの位置を示したものであり、その間
隔は,面A上ではいずれも等しく, 面B上では次第に短くなっ
ている。
考察:①
bi
小片
面A面B
'O
(
。
面A上では小片は一定の速さで一直線上を進んだことが分かる。これは,ドライ
アイスである小片の表面から気体が出て,小片自体がわずかに浮くことで,小片と面
Aとの摩擦がなくなり ⑥ ためであると考えられる。
O
②面Aと面Bの境界を通過した後も小片はそのまま直進したが,面B上では小片は
減速しながら進んだことが分かる。これは,表面から出た気体によって浮く高さでは
足りず,小片が面B から摩擦力を受け,その摩擦力の向きが ためであると考
えられる。このように物体の進み方は光の進み方と異なり、物体の運動の向きが変わ
る場合には,運動の向きを変える力のはたらきが必要であると考えられる。
(6) 下線部あについて,図VI中に示した小片の位置Yと位置Zの間の距離が60cm であったとき,
YZ間における小片の平均の速さは何cm / 秒か 求めなさい。 (
cm/秒)
(7)次のアイのうち、上の文中の⑥ に入れるのに最も適しているものを一つ選び,記号を○
で囲みなさい。 また,
に入れるのに適している内容を簡潔に書きなさい。 合
3)
(71) ⒸREADARD)
ア 小片には,運動の向きにも、運動の向きと反対向きにも 力がはたらいていなかった であ
イ 小片をはじくときにはたらいた力が一定の大きさで小片を運動の向きに押し続けた
JORN
。