上一段活用動詞は、次の六つのパターンのどれかに限定されます。
ひる
いる
きる
にる
みる
ゐる
タテに読むと「ひいきにみゐ」
それに「る」を付けるので「ひいきにみゐる」と覚えます。
これらを音で覚えたとしても、漢字でどう書くのかを覚えないと使えません。
そこでこのような問題が出題されるのでしょう。
例えば、
「にる」であれば、
「煮る」
「似る」
と二種類の漢字で書けますよね。それに意味も違ってきます。
この問題のポイントは、
「いる」(ヤ行)→「射る」、「鋳る」
「ゐる」(ワ行)→「居る」、「率る(率ゐる)」
のところです。
古語独特の性質を持つので、よく覚えておく必要があります。