日本史
高校生

超然主義とは何か教えてください!

回答

超然主義とは、政府(≒内閣)の政策は政党の意見に左右されない、という考え方です。
初期議会の頃に首相を歴任した元勲(維新功労者)たちは、新しい国を作ってきた人たちです。彼らにしてみれば、政党の意見ばかりを聞いていては、減税政策ばかりになり、富国強兵が立ち行かなくなります。そこで、超然主義を表明します。
このようなことが可能だったのは明治憲法下では、首相が国会に指名されるわけではないという所からきています。

ゲスト

ありがとうございます。

この回答にコメントする

第1回総選挙と帝国議会開催を翌年に控えた1989年、首相黒田清隆は地方長官への訓示で「政府は常に一定の政策を取り、超然政党の外に立ち…」、枢密院議長伊藤博文は府県会議長・議員への演説で「政府内に政党を引き入るることは甚だ宜しからぬことにて、政府は須く政党以外に独立せざるべからず」、黒田のあとを受けた首相山県有朋は地方長官への訓示で「行政権は至尊の大権なり。其の執行の任に当るものは宜しく各種政党の外に立ち…」との言葉を発しています。初期議会での予算案をめぐる民党との対立を考えれば、政党≒衆議院の主張に左右されないとする政府の方針を超然主義ととらえてよいかと思います。

ゲスト

ありがとうございます

この回答にコメントする

超然主義(ちょうぜんしゅぎ)とは、外の動静には関与せず、超然(平然)として独自の立場を貫く主義をいう。一般的には、大日本帝国憲法発布後、帝国議会開設から大正時代初期頃までにおいて、藩閥・官僚から成る内閣が採った立場を指し、内閣は議会・政党の意思に制約されず行動すべきという主張であるとされる。また、この主義を採る内閣を超然内閣という。

なお、坂野潤治や御厨貴らは、超然主義には本来の意味である議会や政党の存在・主張を無視するという意味の他に、民党・吏党の別なく、どの政党に対しても親疎の差を付けずに公平に扱い党派争いに関与しないという意味でも用いられており、超然主義及び超然内閣が必ずしも政党そのものを無視・否定したものではないとする説を提示している。

ぽん

®️Wikipedia

ゲスト

ありがとうございます

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?

この質問を見ている人は
こちらの質問も見ています😉