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…生物体において,進化または飼育栽培の過程で十分発育しなくなり,同時に機能を失って,なごりをとどめるだけとなった器官。ある器官が進化的に発達しつつあるものか,退化しつつあるものかは,類縁の近い他種の生物のもつ相同器官と対比することによって間接的に知ることができる。 成体において無用化している痕跡器官には,動物ではヒトの尾椎,盲腸の虫垂,耳を動かす筋肉,ウシの犬歯,ウマの第3指以外の中足骨,モグラや洞穴性両生類の目,ウズラの前肢第1指のつめなど,植物ではキク科植物の花の中心部の花弁,雌雄異株植物の雄花にあるめしべなど,さまざまな次元で多数の例がある。
このような同一性を生物学では相同とよぶ。類縁の近い生物の相同器官は,例えばサルの手とヒトの手のように形態,機能ともによく似ているが,類縁が遠くなればなるほどそれらはかけ離れたものとなる。また例えば,魚類の胸びれ,鳥の翼,クジラのひれあし,コウモリの翼,ヒトの上肢などの関係がそれである。…
©️コトバンク
ありがとうございました!!
形やはたらきは異なるが、基本的なつくりが似ていて、もとは同じ器官だったと考えられるもの。生物が共通の祖先から進化してきたことを示す証拠の一つと考えられている。
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